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CSM認定スクラムマスターの資格取得しました

CSM認定スクラムマスター研修、試験を受け、無事資格取得をしましたので、今回の経験を通しての学び、感じたことを記したいと思います。

スクラムマスター研修を受ける

スクラムマスターの資格には2つあります。詳しくは省きますが、CMSとLSMとあり、それぞれ別団体が発行しているものですが、いずれも研修を受け、試験に合格する流れは同じです。

今回私が受講したのはCMSのほうで、以下の研修です。

講師はJoe Jsutice(ジョー ジャスティス!🤟)
(ネットで調べて自分が受講しやすい日程というだけで選びましたが、結果良かったです。)
数多くの企業や教育機関でスクラムの指導に活躍されていて、研修のなかでもいくつか事例を話してくれるのですが、いずれも興味深いものでした。

Joeさんは日本語ができないと言いつつ、それなりに喋れますし、翻訳してくれる方、重要な箇所やワークショップの説明など研修全体のファシリテーションをしてくれる方の3人で研修は行われるため困ることはありません。
また、終始受講者がリラックスできるよう、陽気で和やかな雰囲気(これもスクラムマスターのあり方)で進むので2日間あっという間でした。

研修を通して学んだこと

研修は数名のグループで行うワークショップがメインでした。知識を教えてもらうというよりも体験して身につけるという感じです。
私は以前PMPⓇの資格勉強をしていたのでアジャイルの基礎知識はありました。おかげですんなり入れたところもあるかもしれませんが、無くても問題ないと思います。ワークショップ自体がスクラムで構成されているのでゲーム感覚で楽しみながら身につけることができます。

スクラムボードを使いながらワークショップを進めるのですが、
スクラムの3-5-3
・3つの責任(スクラムマスター、プロダクトオーナー、開発者)
・5つのイベント(スプリント、プランニング、デイリー、レビュー、レトロスペクティブ)
・3つの作成物(プロダクトバックログ、スプリントバックログ、インクリメント)
を意識してワークショップをやってみると、実際の仕事ではできていないことや気づくことなどがありました。
例えば、私はプロジェクトマネージャーという肩書きで仕事をしていますが、プロダクトオーナーとスクラムマスター的なことを漠然とやろうとしていて、さらにスプリントバックログも場合によって管理しようとしていたり。チームが効率的に動けるようにと思ってやっていたことが、実は自己組織化や機能横断型の妨げになっている可能性があることに気づきました。
もちろんスクラムというフレームワークを完全に実行するのは難しいことですが、今回のワークショップを通してスクラムへの理解が深まったというか腑に落ちたところがあり、今後活かせそうなことが見つかったのがとても大きな収穫でした。

モブをやってみたい

今回研修を通して一番興味をもったのがモブ(Mob)です。
チームが1台のPCを使ってプログラミングなど作業をするというもので、全員で検討することで効率的に進められスピードが上がり、レビューが同時にでき、知識共有、コミュニケーション促進などなど、たくさんのメリットがあります。
もちろん実際やるにはチームがやり方を理解している必要がありますが
研修で見せてもらった動画は、結構衝撃でした。

また、モブはプログラマーだけができることではありません。例えばデザイナーとプログラマーのチームでもモブは有効です。
分業で発生しやすい認識ズレの解消であったり、チームメンバーが機能横断型に成長できる等など、是非取り入れてやってみたいと思いました。

試験はあまり心配しなくていい

研修が終わると試験の案内メールが届きます。
会員登録を終えるとオンライン試験を受けることができます。
制限時間:60分(全50問)
複雑な問題はなく、基本的なことを答えるものです。
日本語翻訳のせいなのか、若干言葉足らずな設問もありますが、ほぼスクラムガイドやアジャイル宣言、原則から出題されます。試験中はこれらを参照して回答して構いません。また、少し迷いそうな問題は研修内でも小テストで取り扱ってくれます。
スクラムマスターは研修がメインですので、しっかり体験することをお奨めします。

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