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2023年3月20日仮想通貨(暗号資産)、金融メモ

3月13日〜3月20日出来事 過去記事からの振り返り

 とにかく問題のある出来事が盛りだくさんでした。金融相場はまさにカオス。書ききれないのでそれぞれ軽く触れる程度にします。
 まずは先日3/5に書いた記事の中で、先出しでビットコイン(BTC)のチャート予想を書いた内容の答え合わせからして、相場で起きた出来事を紹介しようと思います。 3/5の記事はこちら↓

では前回のチャートを振り返ってみます。このときは20700ドルもしくは18000ドルで折り返す可能性があると予測していました・・・・

2023年3月5日チャート
2023年3月20日チャート

 実際は予想よりも早く下落が開始し、19600ドルまで深掘ってきてからの急騰でしたね。予想の中間くらいを推移したところで折り返して上昇していきました。それにしてもすごい垂直上げ。少しだけ利益がとれたので紹介(上手ではないですが確実いくことを心がけています)。

2023年3月10日の利確
2023年3月14日の利確

 

3月13日〜3月20日出来事 本題


 この1週間に何があったかというと、シリコンバレー銀行(総資産28兆円)、シグネチャー銀行(総資産15兆円)の破綻により、中央銀行に預けておくことの不安から金、ビットコインに資金が流れた。ビットコインの歴史上、リスクオフの場面で資金が流れてきたことは初です。(昨年ロシアとウクライナの2国はドルの凍結を恐れて一部は仮想通貨に資産を変えていました。2022年3月の出来事)いままでデジタル・ゴールドと呼ばれてきた真価を発揮した場面が今週訪れました。ただ、懸念としては投機目的で資金を投じてきた人も多いということだと思いますので、調整の場面、下落のきっかけがでてきたときには引きずられないように気をつけたいと思います。
 また中央銀行やCEX(Centralized Exchangeの略称で、中央集権取引所の意味)への不安からか、DEX(Decentralized Exchangeの略称で、分散型取引所の意味)の取引が3月11日に過去最高の250億ドル(約3兆3800億円)を記録しました。
 ビットコインは22000ドルから最大28000ドルに上げ、週足はとても強い包みの陽線となった。
 シリコンバレー銀行の破綻後、すべての預金者は全額保護されると米財務省、米連邦準備制度理事会(FRB)、米連邦預金保険公社(FDIC)は3月12日、共同声明で発表した。また英金融大手HSBCホールディングス(HSBC Holdings Plc)は、シリコンバレー銀行のイギリス法人、Silicon Valley Bank(SVB)U.K.を1ポンド(約160円)で買収することを提案した。1ポンドww
 度重なる銀行の破綻(シルバーゲート銀行、シリコンバレー銀行、シグネチャー銀行)からクレディ・スイス銀行も取り付け騒動に発展、スイス国立銀行から7兆1000億円を調達し、騒動の沈静化に動いた。ただし、流出した資金は12兆円のため、あと5兆円はどうするの?と思っていた矢先に、スイス最大手銀行のUBSが30億スイスフラン(約4300億円)で買収することで合意したと発表しました。合意を受け、スイス国立銀行(中央銀行)は2社に最大1000億スイスフラン(約14兆円)の流動性支援融資を行うと表明。またスイス政府はUBSに90億スイスフラン(約1兆3000億円)の政府保証を提供する。これはライバルである銀行が銀行を助けるといった事態になっており、買収しておいて、なおかつ、国からさらに支援金ももらえるといったよくわからないことになっており、カオスです。ですが、このニュースで相場はいったん持ち直すではないかと予想しています。ただし、綻びを一時的に埋め合わせただけのような気もしています。アメリカではまだ186もの銀行が破綻するリスクがあると言われている状態です。

3月13日〜3月20日出来事 メモ

 普段ならトップのトピックスに持ってきてもおかしくない内容を上げておきます。それだけ今週は内容が濃かったと思います。
・USDC、ヴィタリックブテリン氏(Vitalik Buterin)(イーサリアム創設者)のウォレットアドレスから1億円分の購入を確認された件。先週USDCのペグが外れ、一時期0.815ドルで購入できた。ブテリン氏は最安値付近で購入していたと見られる。USDCの信頼性を理解しており、ペグ外れの状態は元に戻ることを知っていたのでしょうか。USDCはいまは1ドル付近まで価格を戻しつつある。先週のとりあげた記事はこちらから↓

・3/16フィナンシェトークン(FNCT)の上場取引開始
こちらも以前、記事として取り上げました国内取引所のコインチェックで行われたIEOになります。このときに描いた戦略どおりに取引をし、筆者は平均で3.6倍の価格で売り抜けました。一時期は最大7倍の価格を記録しました。(5秒くらい)コインチェック自体の取引が使いにくく苦戦しましたが、まあまあの成績かなとは思っています。
 上場開始直後は価格保護のためでしょうか、表示されている価格でしか売りも買いも入れられない状態でした。普通、他の取引所では売り板を沢山並べられるはずなんですが、「市場と乖離しているため受付できません」となりました。そのため当初予定していました3倍〜5倍の価格が表示されてから分割で売り注文を出して約定させました。30分程度経ってから7倍の価格をつけた後に3倍程度の価格まで急落し、通常の板取引のような画面になって売り板と買い板を確認でき、通常の取引が可能となりました。投資家にとっては価格の保護機能みたいな形の取引で嬉しい処置でしたが、法律とか大丈夫なんでしょうかね。
 フィナンシェトークンの現在の価格及びチャートを載せておきます。IEOで購入した人はちょうど損益分岐点なので長期保有やバブルへの期待をしてる人以外はここで撤退がよいでしょうね。あくまで自己判断でお願いします。これまでICO,IDOに参加してきた経験からまだ下に深掘ってもおかしくないチャートだと思っていますが、第3弾も期待したいのでIEO価格は割ってほしくはないですしプロジェクトは成功してほしいです。全部売ってしまっているので説得力はないですが・・・

3/20のFNCTのチャート


・マウントゴックス弁済開始を4/6に延期
・イーサリアム(ETH)Shanghaiアップグレードを4/16に延期
・3/16 Arbitrum(イーサリアムチェーンL2ソリューションを開発するプロジェクト。イーサリアムのブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーンで処理することにより、ネットワークの混雑解消を図る。)は独自トークンの発行(ARB)とDAOの運用の開始。
・3/17 ECB((European Central Bank欧州中央銀行)は利上げを50bpに設定。

まとめ

 金融不安から金やビットコインへ資産を変える動きが活発であり、ドル/円においても137円から132円へ円高となった。
 アメリカ2年債は最大5%から3.6%まで下落している。また10年債は4.3%から3.3%へ下落しており、まだ逆フィールドの状態は続いているがその乖離は埋まって来ている。
 3/22のFOMCの政策金利発表は予想4.75〜5.00%となっており、ここの結果によって金融市場の行き先が変化するものと予測している。
 リーマンショックからの経験から今後3ヶ月〜6ヶ月は大きな下落が起きる可能性が高く、それは逆イールドが解消してきた場合に起きやすい。筆者の予想としては一度どこかで楽観を作った際に急激に暴落が起きると思っています。いわゆるブラックスワンがいつ起きてもおかしくない準備が整ったと考えています。そしてこの銀行の取付騒ぎが1年後あたりに日本でも起こるのではないかと思っています。現に日本でも徐々にインフレしてきていますのでアメリカと同じ運命をたどるシナリオも想定しておいたほうがよいと思っています。特にゆうちょ銀行の株式が自由に買えるようになっており、外資の取得が50%に迫ってきているので銀行の資金の引き出しができるか気をつけたいところであります。もしくは資産を他に移しておくかだと思います。
 今週は出来事が多すぎて、たくさん書きました。ここまで長文を読んでいただきまして誠にありがとうございました。
                                   🍀あなたの資産に幸あれ🍀

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