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大丈夫のありがたみ

東京に来て、自分の成長よりもはるかなスピードで成長する鼻毛に若干ひいてる僕です。

東京生活が6日経ち、本日はお休みをいただきましたので、少し現況を報告したいと思います。

初日はまぁ皿洗いかなぁ
とたかをくくっていたわけですが、出勤してものの30分程度、ご案内からオーダーテイク、片付けまでの説明を受けて、11時のオープンを迎えました。
衝撃的な幕開けです。
飲食業界はこれが普通なんだなぁとまた新たな体験ができました。
公務員時代はお人形さんのような期間があって手取り足取り、隣あるいは向かいの席の先輩が教えてくれます。
僕は温室でゆっくりと育てられた国産バナナだったんだなぁと改めて実感しました。
#バナナに罪はない

谷底に落とされてまもなく、初のオーダーを取りました。
もはや何をとったか覚えてません
初出勤の日は平日だったのにも関わらず激混みでしたから
でもうちはこれが普通なんだそうで、本当にすごいところに来たんだなぁと思いました。

ホールはやるべきことがいくつもあってそれに自分で優先順位をつけなければなりません。
それがかなりハードだなぁと思っていて、これに定説があって「これが必ず最初だよ」って言うのがあればいいのですが、その瞬間その瞬間で優先順位が異なります。よもやよもやです。

あれもしなきゃこれもしなきゃと思ってやってると全てが中途半端になってしまって、怒られます。
そういえば、カプリチョーザでアルバイトしていた時も同じことして怒られてたなぁと昔を思い出してマスクの下で少し苦笑いをしていました。

これまでの時の流れとは全然違って
岩木川とアマゾン川くらい違って
#意味わからん
今はその時を乗り切ることに精一杯な状況です。
まだ3日しか働いてないですが、そんな中で僕が生き残れたのは、間違いなくパーラー大箸で働く人たちのおかげです。

皆さんが事あるごとに、僕に「大丈夫?」「大丈夫ですか?」って声をかけてくれるんです。
これがすごくありがたくてありがたくて...

あれがなかったら、今頃谷底から浮き上がってこれなかっただろうなと思います。
声をかけられるだけで、ふっと心が緩みます
僕はまだ「大丈夫です!」とか「元気です!」みたいな、から元気100%で1ミリも面白くない返事しかできてないですが、その声がけにものすごく感謝してます。

社会人1年目のとき、ケースワーカーをしていたんですが、その時も同じようなことがあって
生活保護の受給者からやいのやいの電話で言われたことがあって、「あーもう無理だわ」みたいな気持ちになった時に、隣にいる先輩を思わずふと見てしまったんです。

そしたら先輩が、

「大丈夫」

って言ってくれて
この大丈夫は確認の意味ではなく、諸々含めて何とかなるっていう意味合いでして
それを聞いた時に、男ながらにこの人に抱かれたいと思った瞬間でした。
#ちゃんと女の子が好きです

これまで自分は、他人に対してそんな愛があったかと思い返すと、全然足りてないなと反省してます。
全然愛が足りてない。

これからも心に余裕がない日が続くと思いますが、人に対しては愛のある人でいたいなぁと改めて思う1日でした。

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