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もうひとつの「ただいま、つなかん」

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映画『ただいま、つなかん』というある民宿の女将のドキュメンタリーが公開されました。気仙沼は唐桑半島にある民宿です。 2011年、震災復興支援ボランティアとして唐桑半島にやってき…
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#東日本大震災

【復刻】いい景観でメシが食えるのか〜もうひとつの「ただいま、つなかん」②

2011年の秋、半年かかったがれきの片付けがようやく終わり、ボランティアたちもずいぶん減る中、私は唐桑半島に残り、コミュニティ誌づくりを始めます。 ハード面では見る見る片付いていくまちとは裏腹に、被災した人たちの心はむしろ疲弊感を増すばかりで、よし、今こそ「夢を語る地元の人にスポットを当てよう」と意気込んで取り掛かりました。 初回のインタビュー先は決まっていました。そう、学生ボランティアの拠点「ツナカン」の一代さんです。被災しながらも、いつかここを民宿にしたい!と夢を語る

【復刻】ツナカン物語〜もうひとつの「ただいま、つなかん」①

映画『ただいま、つなかん』というある民宿の女将のドキュメンタリーが公開されました。気仙沼は唐桑半島にある民宿です。 私もそのドキュメンタリーにちょろっと出てくる関係で、いろんな方からメッセージをいただいています。ありがたいですね。 いってらっしゃい、「ただいま、つなかん」という心境で。風船を括り付けられ、ふわふわ空に飛んでいく感じ。横では、主人公の一代さんやえまたちが手を叩いて喜んでる。監督の風間っちは一生懸命地上から風を送ってる。 私にできることを考えたとき、東日本大