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教師じゃない僕が教育現場で思うこと

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#高校生

高校生マイプロ2023が感動的だったワケ

2023年12月3日、気仙沼でプロジェクトを起こし探究してきた高校生のプレゼン大会「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023」が開催された。2017年より毎年企画してきたが、AWARDとして市長賞を一人選ぶことの意味が初めて分からなくなった。というくらい感動的だった。7年経って見えた到達点が、企画としての自己否定だった。 考えられる理由は2つ。今年エントリーして登壇した12名の高校生が、全員「自分ゴト」として語っていたこと。「気仙沼学びの産官学コンソーシアム

探究学習塾ナミカゼが開塾するまで

2017年と18年に「教育魅力化」の先進地である島根県の離島・海士町を視察しました。公営塾と呼ばれるおしゃれな建物で、高校生が活き活きとマイプロジェクトを進めている様子を目の当たりにします。私たちのような視察組の大人にも慣れっこで、話しかけても気さくに応えてくれます。魅力化コーディネーターと呼ばれる職のスタッフがいて、町長をはじめとする自治体ぐるみの体制もできていました。羨ましい。でも、これは数千人の島だからできることであって、6万人の気仙沼ではできない。悔しいかな、これが私

卒業おめでとう

卒業おめでとうーーーー!!泣ける。 コロナ禍の高校時代。みんなは新しい時代の最初の高校生でした。 メディアは「学校行事が奪われた学生たち」と描くけど、気にする必要ゼロ。 みんなは新しい時代感覚を得ました。 そんなみんなが新しい時代を拓いていくと確信しています。 これからも挑戦していってね。

高校生に気仙沼の10年をまとめてもらいました「8歳の震災、18歳の未来」

震災10年企画はじまります「8歳の震災、18歳の未来」 東日本大震災から10年が経ちます 筆者が気仙沼に移り住んで10年になる春でもあります その節目に、気仙沼の10年を伝えたい。でもどうやって伝えよう? できれば気仙沼のすっぴんを見せたい。化粧をしたって仕方ない そうか、18歳の高校生の声を聞いてみよう 彼らの10年前は8歳。ぎりぎり震災の記憶が鮮明な最後の世代 「10年前の震災?はっきり覚えてますよ」みな口を揃えます 彼らの10年前は8歳。もう震災前の記憶がない最

新教育格差は融けるか?高校生とClubhouseを使ってみた感想

毎週高校生とオンラインで集まって、ゼミを開いています。ゼミと言っても私が何か教えるワケではなく、高校生が各々取り組むプロジェクトをブラッシュアップする「探究ゼミ」や、Society5.0のツールやサービスについての動画を視聴して対話する「未来ゼミ」をやってます。 メガヒットSNSの黎明期を体感したいアワードが終わり高校生の探究活動も一区切りついた1月27日のことです。「新しいSNSだってー!」と妻からLINE。ネット記事のリンク。 「音声版Twitter」として、今話題の