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教師じゃない僕が教育現場で思うこと

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#東日本大震災から10年

【東日本大震災から10年】移住者の私が気仙沼の高校生に気づかされた 3.11による奇跡と違和感

新卒無職ボランティアがどうせ納税するならと「移住」10年前の春、ちょうど大学卒業のタイミングだった私は気仙沼の唐桑半島に飛び込みました。兵庫県出身で、東北には縁もゆかりもありません。早稲田大学在学中に中国でハンセン病回復者が今なお隔離されている村を回っていた私は、その原体験から「今私が現場に行かねば」という「勘違い使命感」を発症、内定先の会社へ勤めることを辞退します。学生時代の仲間の支えが、この新卒無職ボランティアという無謀な被災地入りを可能にしました。 (唐桑半島の舞根1

高校生に気仙沼の10年をまとめてもらいました「8歳の震災、18歳の未来」

震災10年企画はじまります「8歳の震災、18歳の未来」 東日本大震災から10年が経ちます 筆者が気仙沼に移り住んで10年になる春でもあります その節目に、気仙沼の10年を伝えたい。でもどうやって伝えよう? できれば気仙沼のすっぴんを見せたい。化粧をしたって仕方ない そうか、18歳の高校生の声を聞いてみよう 彼らの10年前は8歳。ぎりぎり震災の記憶が鮮明な最後の世代 「10年前の震災?はっきり覚えてますよ」みな口を揃えます 彼らの10年前は8歳。もう震災前の記憶がない最