【東日本大震災から10年】移住者の私が気仙沼の高校生に気づかされた 3.11による奇跡と違和感
新卒無職ボランティアがどうせ納税するならと「移住」10年前の春、ちょうど大学卒業のタイミングだった私は気仙沼の唐桑半島に飛び込みました。兵庫県出身で、東北には縁もゆかりもありません。早稲田大学在学中に中国でハンセン病回復者が今なお隔離されている村を回っていた私は、その原体験から「今私が現場に行かねば」という「勘違い使命感」を発症、内定先の会社へ勤めることを辞退します。学生時代の仲間の支えが、この新卒無職ボランティアという無謀な被災地入りを可能にしました。
(唐桑半島の舞根1