日本は共創主義、周回遅れで最先端

資本主義の終焉が語られるようになってきました。金が金を生み、富の集中が起こります。しかし、数人のド金持ちがいても社会は安定しませんし、最近はきな臭い国家間のやり取りが増えてきています。起業してもわかりますが、ド金持ちになるのは”運”が大きく影響し、努力だけではどうにもなりません。もちろん、確率を上げるための学習や行動を絶え間なく行うことが基本ですが、それをしても尚、”運”が成功を左右します。

日産の件で注目されている役員報酬をみて、日本は共に働くという視点で上手くやってきたのではと思うのです。社長やCEOとしての責任はとても重く、人一倍努力し、運を活用し、株主と世界の従業員を納得させ続けるための経営技量に、大金を積んでも何ら悪いことだとは思いません。ただ、結果として、日本社会が他国に比べ、安全で安定しているのを見ると、「共に働き、共に創造する」というコンセプトは社会の持続可能性を向上させるのではと思います。

SDGsが重要性を増している中、周回遅れの最先端なコンセプトではないでしょうか。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32434510Z20C18A6MM8000/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?