マガジンのカバー画像

加藤K エッセイ

28
画家、加藤Kが、制作で日々思うこと、時事問題、ふと思ったこと、ごった煮のエッセイマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

マクロビオティック・弁証法的考察

自分の細胞一つ一つにとって共通なのは自分の部位や五臓六腑。 部位や五臓六腑にとって共通な…

加藤 K
1か月前
1

相対界

人の評価は、マイナスな部分、素晴らしい部分、総合点で評価すべきだと思っています。一流企業…

加藤 K
1か月前

インターネット時代の美術

20世紀アメリカの最大の美術批評家と目されているクレメントグリーンバーグのモダニズムの定義…

加藤 K
5か月前
2

命.愛.生.死.心.無.無常

気を失って、全く「無」の時間を何度か経験した。物心ついた「心」は、死んだ後も残り、成長し…

加藤 K
1年前
3

夢想家

マルクスの資本論でないけれど、やはり現在の環境破壊を見ると、資本主義経済は限界があるのか…

加藤 K
1年前
5

要因

昔、マクロビの先生に、「足を怪我して、膝に血がたまったことがある」と話したら「怪我したの…

加藤 K
1年前
5

ハイデッガー「形而上学とは何か」

ハイデガー、「形而上学とは何か」、読み終えました。 論考の難しさに、読み進めるの難航しましたが、印象に残った言葉、感想を書いてみたい思います。 まず「自身の存在に関する考察は、人間特有のもの。動物は、本能のみに従い、そんな考察はしない。」とのこと。また、自身を認識思索できるのが人間で、人間である所以だと思いました。 時間と存在に関する考察  難しくて、あまり理解できませんでしたが、僕は、時間とは、現代人の幻想なのだと思う。時間とは無く、現在があり続けるだけだと思う。 無

IMAGINE

ジョンレノンのイマジンの歌詞を、もう一度考えてみる。国境もなく、殺す必要も、殺される必要…

加藤 K
2年前
2

人間は3回生きる

グスタフ・フェヒナーの「死後の世界は実在します」を読みました。なんでも、人間は、3度生き…

加藤 K
2年前
2

身体

自分の身体。内臓があり、脳があり、手足があり、血液が流れ、すべてが調和して機能している。…

加藤 K
2年前
2

制作の岐路

ここ最近、自宅のゴミ?で出た大量の段ボールを使って作品制作して来たのだが、段ボールも尽き…

加藤 K
2年前
1

現実

現実 現実とは、人それぞれ相対的なものだと思う。外国の戦争も現実だが、家族に重い病人がい…

加藤 K
2年前
3

医食同源

チョコレートも肉も食べるけれど、基本的に、米と雑穀と野菜中心の食生活を心がけている。食べ…

加藤 K
2年前
5

抽象画の良し悪し

抽象画の良し悪し 普段、抽象画を描いているのだが、その良し悪しの判断基準が難しい。しかし、自分がいいものが出来たと思ったとき、画家の妻も、「いいのが出来たじゃん!」と言ってくれると非常に嬉しい。けして、でたらめに描いているわけではない。ジャズセッションでも、ここのドラムソロと、次のピアノ掛け合い、リズム感がとてもグルーヴしているとか、誰もが感じる判断基準がある。抽象画も、色のリズム感、絶妙なポイントの赤のバルール、とかがある。また、今一歩な作品を妻に見せると「何かが足りない