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2020年のVR界を予想した~加藤編~


1.Questの普及

まず、日本においてQuestが現状数万台あると言われていますが、
これが20~30万台にはなると思います。かなり大きな変化です。

理由はシンプルにOculusのこの採用ページです。
Questがこの採用ページ通りの戦略を取って動いて行くのならば、遠くない未来にもっと簡単にQuestが買えるようになります。

つまり、今のPSVRと同じ土俵に立てるのです。
しかもPSVRは日本に50~100万台あると言われているので、その半分には達することになるでしょう。

ただ、竹下通りの女子高生がだいたい持っているよね。になるにはもう2年位はかかると思っています。


2.Quest or NO Quest

Questでソフトをリリースしているデベロッパーはには非常に良い年になる一方で、それ以外デベロッパーは結構しんどい一年を送ることになると思います。

特にB向けに関してはQuestで解決できる課題がC向けよりクリティカルではない。なので、B向けのVRデベロッパーたちが、ARに取り組んだり、大企業とシナジーを模索するには良い時期になると思います。


3.Quest以外のハードの死

皆さん薄々気がついていると思いますが、
多くのハードウェアはなくなります。中国のVRハードウェアはいま出ている殆どがなくなると思っています。

Valveも今年は去年以上にその存在を大きくしないと予想します。

どこ行ったんだWindowsMR

これから出るすべてのHMDは「Why not Quest?」と言われる羽目になると思います。

ハードウェアはやはり札束の殴り合い。
GAFAが本気を出したら勝てない分野です。

GAFAが入ってこない中国は別にしても、基本的に1~2強になりがちです。

理由はソフトが出ないからです。

ハードとソフトは切っても切れない関係です。ハードが広まらないとソフトが出ない。ソフトが出ないとハードが広まらない。

任天堂スイッチを見てもわかりやすいかと思います。

最初にSwitch出すときはマリオ、ゼルダ、スプラです


そして多くのVRベンチャーは
「VRの体験だけではVRが広まらない」
「出荷台数30万程度のハードウェアには誰もソフトを出さない」

ということを証明してきたと思っています。

4.AAAタイトルの投入

ここで間違いなくQuestがやることは
大人気タイトルを引っ張ってくることです。

これはもうちょい先になるかもしれませんが、
今年の後半~来年頭くらいには誰もが知っているタイトルを投入すると思っています。

なぜならそれが一番投資対効果が高いから。

僕の予想は

・FPS
「カウンターストライクVR」とか?
対戦要素が会って、世界的に有名なシューターは一本ほしいです。
また、「アサクリVR」を期待してます。

・レーシング
これもエスコンVRのヒットからレーシングをどっかツモってくるんじゃないかなと思っています。リッジレーサーとかやりたいです。

両方ともゲーム領域で大人気ジャンルかつVR向きであるところだと思います。


5.horizonの中ヒットと居場所のない子羊


まず、間違いなくホライズンはヒットします。
これは「horizon絶対ヒットしないwwww」というVRおじさんはもうちょい若者を学んだほうがいいです。

多分、「鬼滅の刃は流行ってから知った」タイプだと思っています。

いやいや、普通に数10~数100億かけられて作られるVRSNSがつまらないはずはない。しかも作っているのは過去にVRSNSに挑戦して失敗した人たちですよ?どう考えても失敗は活かすでしょう。周りに成功例もあります。

まず間違いなく2年以内に今のレックルームくらいにはなります。
逆を言うとそれ以上は行かないと思っています。

Facebookはその豊富な資金を使って、
AAAタイトルを誘致し、VRSNSを登場させます。
ここまでは事実だと思っています。

ただ、おそらくユーザーの半数以上は、「なんかこれじゃない」と
考え、特に日本ユーザーは「horizonは居づらい」と思うでしょう。
そこに、新しいビジネスチャンスが生まれると思っています。
そこにVRSNSを立ち上げられたチームが日本の頂点を取ると思っています。


6.Questアプリ審査の撤廃

Questアプリ皆さん出したいですよね。
出せませんよね。
英語の企画書ではねられますよね。
今、アプリ審査がめちゃくちゃ厳しいです。
よほどのことがない限りリリースできないです。
僕たちのチームもアメリカに直接交渉に言って初めて、通りました。
10ヶ月の交渉の結果です。普通に考えたら無理ですよね。

おそらく今年の末くらいにはそれがなくなるんじゃないかと考えています。

リフトやGOにちゃんとOculus税を収めている人から順番に
リリースが許可されると思っています。

もちろんDMMくらい数字を出していれば審査なんてないとは思いますが。

7.VRファーストのVtuber

Vtuberの居場所は間違いなくVRです。
僕は一番最初にビジネスを始めたときの仮説がそうでした。

「どんなVtuberでもヒカキンに勝てない」
「なぜならばYou Tubeは彼らの土俵だから。Vtuberが勝つにはVirtualならではのことをしなければならない」

今年の中盤くらいにはVR空間メインで活躍するVtuberの方が出てくると思っています。
その中で人気が出てきて「You Tubeもやっているんだ」
みたいになることが理想です。
彼らはYou Tubeのアドセンスなんて気にしません。
VR空間で活躍すれさえいれば、生活ができるのです。


8.進むVRデベロッパーのM&A

BeatGamesがMAされましたね。
もっともっとこの流れは進むと思います。
VRはとにかくキャッチアップが面倒な技術です。
とは行ってもそのノウハウさえあればなんとでも広げられる領域です。

日本にはあまりないですが、Questの波に乗れたデベロッパーのうち、何社かがバイアウトされ、大企業のVRスタジオになるかと思います。

9.新たなる希望

Questバンザイの提灯記事を書いていましたが、
今年の末には新たな希望が出てくるはずです。

ハードウェアは任天堂VSソニーだったように、
QuestVS〇〇になるはずです。
ソニーが来てくれればいいのですが、中華系のところが来ても面白いですね。
ただ、その国を代表する様はハードメイカーじゃないと勝ち目はないです。
テンセントさん!期待してます!!

以上です。

僕が今年大きくVR界に起きる波は「Quest一色」だと思っています。その中で先頭を走ったものだけがVRの荒波を乗りこなすものだと思っています。


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