勝抜杯・御礼


 勝抜杯に関することばかりやっていた気がする6月がようやく終わりを迎えました。
 中止となったはずですが、一本やりおえた後のような疲労感、達成感は何なのでしょうか! 以下振り返ります。堅苦しい考察ではなく、私的な感想になります。

▽中止全般
 「番外編のリモート開催」は一定の盛り上がりを見せ、結果的に今回は中止でよかったのではないかと今は思っています。
 普段の大会参加者以外にも、遠隔地の方、高校生大学生が多くリモート企画に参加することができました。
 同じフォーマットでずっと大会を続けていると、メンバーも固定化(勝抜杯はリピーターが多い)するので、
 こういう形で勝抜杯を紹介できたことをプラスに捉えています。

▽経緯
 2月の知識検定の会場で「勝抜杯はついているよねー。いつもの4月じゃないから」と言われ、そうだよなー、コロナが収束したら6月末に開催できそう、と安易に感じていました。
 この頃、道標の寄稿を送ってくださった方には「コロナが収束し、この業界を元気づける大会にしたい」と返信を送っていたものです。
 3月、abcやAQLが夏に延期に。こちらとしては何も打つ手がないので、中止になったときのオプションを用意しつつ、開催前提で準備を進めました。
 緊急事態宣言が解除となり「フル開催でなければできるのでは」という思いが巡ったのが5月中旬。
 予選通過した100人を文京シビックに集め、昨年好評だったYouTube中継を駆使して、全国の皆さんに見てもらう案を思いつき、ズームのスタッフ会議を経て、ブログに掲載しました。
 しかし、近しい人に開催可否の意見を募ったところ、中止案が大多数。
 「これだけ準備したからやりたい」という感情論が無意識に先行し、参加者との間に温度差が生まれていたのを感じました。
 「安心して参加できる大会とは」と日々考えていたところ、5月27日、文京シビックから「54人限定」の利用制限を通知され、正式に中止が決まりました。
 しんどかったのが、私の気持ちが開催、中止と日々揺れ続けた点です。
 思い入れがあるほど、落ち着いて周囲の意見を傾聴せねばならんですね。今後の糧になりました。

▽リモート筆記
 小目標が300人、大目標が500人で実施。カズレーザー効果(?)もあり、大目標達成となりました。わー。
 (竹俣紅さんも東大王よく出ていたので、デート中、勝抜杯の話が出ていたと思うんです! 「アールエフワン知ってる?」みたいな。本人読んでいたら、謝ります。ごめんなさい)
 結果送信は性善説の紳士協定で、どんな結果が集まるか、ある種、実験的な企画となりました。
 45点以上が何枚もくるようなテロのような状況になると、結果公表もためらわれますが、そこまで極端な状況は回避されました。
 結果の信憑性についてここでは言及しませんが、自己採点、時間厳守、解答環境、など、大きな揺らぎはあったと考えています。
 大会にエントリーされたおよそ300人が会場で受験したらボーダーは22点くらいだったと思います。

 問題は11回から19回の傾向を踏襲した「ザ・勝抜杯」的な問題をそろえました。
 嬉しかったのは、「今回はこの問題が良かった!」という意見が割れたこと。
 「ドラえもんの銀行口座」の回はこの問題ばかりフィーチャーされましたが、解答者によって印象が異なるのは、それだけカラフルなペーパーが用意できたと、前向きに捉えています。

▽みんはや
 鮮度重視の問題を中心に300問ピックアップしました。
 回線だけが心配でしたが、最後まで完遂できてよかったです。
 暴力的な22時台に比べ、平和な23時台という形で、途中からうまく棲み分けもできていた気がします。
 打ち込みの宮本君、動画の秦君には大変お世話になりました。
 宮本君は選択肢のディテールにこだわってもらいました。
 300問行うのは大変な労力だったと思います。
 多人数みんはやのアーカイブとして残すために動画にも残させてもらいました。
 ツイッターにも書きましたが「毎日ぺこぱ」「三河安城」「サイゼリヤ間違い探し」あたりが好きです。
 クイズをまったくやっていない人にも、何となく(ここ重要)解けるような問題を、もっと探していきます。

▽道標
 寄稿者のみなさん、ありがとうございました。
 すぐに自死を考えるような自己評価の低い人間ですので、皆さんに持ち上げられるのはこそばゆいのですが、自尊心を満たしておきます。
 ゆっくりと校正作業ができなかったので、誤植もいくつか見つかっています。電子版でしれっと訂正します。すみません。
 寄稿も本当によかった。レイアウトではテレビで複数回対決している伊沢と横田さんを同じページにしたり、石野・古川で見開きにしたり、微妙なこだわりがあります。
 萬谷の空想小説は燃やしたろかと思いましたが(冗談だよ)、小山の漫才は最後にたたみかける構成で本当によくできています。実際に舞台でやってみたい!
 
▽来年
 4月29日です。よろしくお願いします。
 まず、打ち上げ会場を大募集(打ち上げスタッフも)します! 銀座、築地界隈、できれば税込み5000円まで、飲み放題、オープンテラスなどポイント高いです。
 情報ご存じの方、教えてください!
 会場は少し古いですが、荘厳さがあっていいですよ。舞台の奥行きが広く、1回戦は9列の縦ローリングを模索しています。
 
▽その他
 ソーダライトさんで企画をすることになりました。
 将来、クイズを普及する活動が増えたときに、自分の引き出しをもっと持っておきたいというのが理由です。

  あしたから7月。大変だった前半戦を折り返しました。今年の後半は過ごしやすい世の中であるといいですね。

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