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オレンジ色のUFO(寝かしつけの創作話)

絵本を読み終わって寝かしつけに入るとき、「なにかおはなしして」と決り文句のように言われます。その都度即興で適当なお話をするのですが、今日のは我ながらなかなかいい出来だったと思うので忘れないうちに書き残します。

条件に合うお宅の親御様、ネタに困ったときに、ぜひどうぞ。

それにしても、寝る寸前まで娯楽を求める4歳相手に私の脳は疲弊しがちです。


むかしむかしあるところに、オレンジ色のUFOがいました。

このUFOは、ひろ〜〜い宇宙を、のーんびり漂っていました。

あるとき、青く光る星をみつけました。

オレンジ色のUFOは、この星に降りてみることにしました。

するとそこには、たーーーっくさんの水がありました。(なんだとおもう?)

それは海でした。(だから青い星にみえたんだね。)

もう少し進むと、こんどは緑色の島が見えました。

木がたーっくさん生えています。(だから緑色に見えたんだね。)

もっと進むと、街がみえてきました。

そこには、○○色のマンションが建っていました。

オレンジ色のUFOは、○階のお部屋を覗いてみました。

するとそこには、かわいいかわいい、

○○(息子)くんという赤ちゃんがいました。

○○くんは、お母さんに抱っこされながらえーんえーんと泣いています。

どうやら、真っ暗なお部屋で寝るのがこわいみたいです。

オレンジ色のUFOは、○○くんのお部屋にそっと入ってきて、

天井にピタッとくっつきました。

すると、お部屋はオレンジ色にやさしく光りました。

○○くんは泣き止んで、安心しておかあさんの抱っこで眠りました。

UFOはとても嬉しくなりました。

それからというもの、オレンジ色のUFOは毎晩毎晩、ずーっと、

○○くんのお部屋を照らし続けました。

今日もやさしく光りながら、

「○○くん、おやすみなさい」と言っています。

おーしーまい。


※オレンジ色の常夜燈を毎夜つけて寝ています。


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