見出し画像

立体化

作品が1点仕上がりました。
手のひらサイズ!
ウサギちゃん?
いいえこの子は作者の分身。尻尾が長〜いのが、ウサギではないことを主張しています。
作者は大学入学するまで髪を切らずに過ごしていました。ポニーテールにすると正に尻尾!急に振り返れば鞭になってしまうし椅子に座ると自分の髪を下敷きにしてしまうほど。
黒い体は何から来たの?
ソレは作者の髪の色。長い髪を染める発想がありませんでした、日に焼けて茶色くなってる部分もあるけど、生まれ持った色そのまま。
分身なら同じ性別?
そんなつもりはありません。むしろ性別は無ければいいと思っています。そこに居る個人として、人格を持つ生き物として、存在したいという作者の願い。
ウサギのようでウサギじゃない、ウサギに限りなく近い何か。
ウサギだと言いながら違う特徴を排除しないで受け入れて、それでもウサギの枠に収まろうとしている。ウサギだけど人間と仲良く共存していきたい。
この子は心の柔らかい場所をベッドにして暮らしています。インナーチャイルドに近い存在かも?
作者はこの分身を兎亜種/ウサギアシュと呼ぶことにしました。
そして自身が体験したあの時の感情を追体験してもらったり、時には代わりに感情を表現してもらうことにしました。
その時は色んな姿をするんでしょうね

作業場に座る兎亜種
手のひらにちょこん

ここから制作の話!!
車を運転中に、分身を小さく作り直したら良いのでは?と言うひらめきを得たのです
初代分身はAYAと言う名前で10年以上前に作られました。アイコンにもなっているあの黒いヤツです。作品が作れなくなる前に制作し、手元にある唯一の作品です。

目があるAYA

この子は当時の自分自身。
じゃあ再起した自分自身を新たに作ってもえーやん?
それを睡眠時間の迫る21:00過ぎに始めてしまうカチカワ……嫌いじゃないぞ、その行動力(先に結果をお話しします。24時過ぎに完成したので睡眠時間は確保されました)

材料は揃ってる

アクアリウム用に買いだめていたメラミンスポンジを2個。角ばった部分はハサミで切り落とし。
手足耳尻尾は!モールはネジって強度アップ。それをメラミンスポンジに挟みこみ〜カッターで切れ込みをザクザクして挟んでるだけで糊や接着剤は使いません。
そしてゴムと撚り合わさってる加工がされた糸を使ってぐるぐる巻きにしていきます!!
ひたすら巻く!
ぐるぐる無心に巻く!!
そして地肌が見えなくなって完成です。

接着剤不使用の不安定さが自分らしい気がします

ひたすら糸を無心で巻く時間は楽しかったです、ヘッヘッヘ。
この姿をスタンダードとして、色んなスタイルを作りたいですね!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?