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週刊KENNY中国通信11月19日第5号


ども、KENNYです。今週は広州出張に行ってたので、少し短めでいきます。


== 中国ニューストピックス
== 中国ビジネス
== 中国語トピック
== 今週のNOTE
== 舌尖上的中国美食(中国グルメ)
== Q&A
== 他


== 中国ニューストピックス


■日本の工作機械がなければ、中国のハイエンド製造は何もできないのか?—中国メディア
https://news.biglobe.ne.jp/international/1118/rec_211118_1255221650.html

==Kennyの一言
日本はものづくりが強い神話を信じる人達、そのうち足すくわれますよ。

■中国の5G基地局、世界の7割超を占める115万カ所以上に—中国メディア
https://news.biglobe.ne.jp/international/1118/rec_211118_5891457221.html

==Kennyの一言
5Gはほんと中国の土壇場。6Gもそうなりそう。

■近ごろ進水した日本の最新鋭潜水艦に、中国人が苦笑した理由
https://news.biglobe.ne.jp/international/1118/scn_211118_3595191917.html

==Kennyの一言
514が「我要死」?知らんがな。

■中国初のF1ドライバーが誕生—中国メディア
https://news.biglobe.ne.jp/international/1117/rec_211117_7339570147.html

==Kennyの一言
おめでとうございます。

■中国百度、第3四半期業績は予想上回る 広告・AI需要が好調
https://nordot.app/833645568182386688?c=110564226228225532

==Kennyの一言
百度好調だな。まあそれにしても検索結果が相変わらず広告主のウェブサイトだらけで気持ち悪い。使用者には優しくない検索エンジン。

■蛍石から作られる「半導体に必要な材料」を日本が独占できる理由=中国
https://news.biglobe.ne.jp/international/1117/scn_211117_3564403746.html

==Kennyの一言
ふ〜ん、これは知らなかったな、「蛍石」。フッ化水素の話は知っていたが、中国が主要産出国なのね。

■上海に対する「あの呼称」、まさか日本人が作った言葉とは=中国
http://news.searchina.net/id/1703254?page=1

==Kennyの一言
え?蒼天の拳の霞拳四郎が始まりじゃないの?

■香港を訪れた中国人が受けた衝撃「日本車ばかりじゃないか」=中国
https://news.biglobe.ne.jp/international/1117/scn_211117_1495424611.html

==Kennyの一言
広州も日本車多いぞ。

■中国の天然ガス供給、冬季に一部地域で引き締まる可能性=発改委
https://news.yahoo.co.jp/articles/724df74f3476ed2bf9df1131bcf57ed2b70afa97

==Kennyの一言
今冬の電力供給はどうなるだろうか、何とか乗り切って欲しいが。

■【中国】スタートアップ育む土壌 探訪深セン(1)DJIに続け!
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a9a799003f90611308a513fe45dd0e5aeebfad6

==Kennyの一言
深圳はまさにアメリカのシリコンバレーのよう。皆が起業してなにかやってやろうという雰囲気がある。

■【中国】伊藤忠がコーヒー企業に出資、需要拡大受け
https://news.yahoo.co.jp/articles/04b1f87747598213b72d3c6a0647a2caec8af6cb

==Kennyの一言
流石だな伊藤忠。目の付け所がシャープ。あ、違う会社だっけか?

■博物館ラッシュや「考古学ガチャガチャ」、盗墓ドラマが人気 中国で続く考古学ブーム
https://news.yahoo.co.jp/articles/213fa3e0850121e701bd0116a06d5d97c945d40f

==Kennyの一言
考古学好きな私としてはこれは嬉しい傾向。唐の太宗と則天武后の合葬である乾陵の発掘をぜひ進めて欲しい。

■中国自主研发新冠特效药能防变异株,部分病人康复
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_15437268

==Kennyの一言
コロナの特効薬研究開発が順調に進んでいるようだ。中国国内で既に臨床試験第二期、国外で二期・三期へと突入している。特効薬が市場に出ればコロナ撲滅も近いか?

■海南洋浦国際コンテナ埠頭の貨物処理能力が100万TEU突破—中国
https://news.biglobe.ne.jp/international/1119/rec_211119_8922125401.html

==Kennyの一言
海南は今後第二の香港になるべく発展続きそう。海口の海汚いけど。

■「5G+インダストリアル・インターネット」関連プロジェクト1800件以上を実施—中国
https://news.biglobe.ne.jp/international/1119/rec_211119_0644760595.html

==Kennyの一言
中国はますますDX大国になっていきそう。


== 中国ビジネス


■中智2021年城市薪酬性价比榜单发布,职场人你选对城市了吗?
https://mp.weixin.qq.com/s/a4FFgcWzCvDEgMTulB2UQw

中国HRコンサルトップ企業である中智による2021年都市別の給料コスパランキングが発表された。内容は日系企業のHR担当者の方に限らず役に立つ情報かと思うので、一部を抜粋してご紹介したい。

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これだけを見るとよく分からないが、要は「1」を基準として、1よりも上の数値の場合、割かし生活コストがまだ低め、1を下回るような都市は生活コストが高く給料で生活費を賄えないというデータになっている。

このデータでみると、北京、上海、深セン等の大都市が「入不敷出」(赤字)状態になっていることが分かる。「北上広」の一つでもある広州は1.05と辛うじてマイナスにはなっていないが、昨今不動産なども上昇傾向にある為、近いうちにマイナスに転落する可能性は高い。


コスパの高い都市は成都、重慶、長沙など内陸の都市に多い。生活コストが平均給料よりも低い為このような状態にあり、このデータからも今後どの都市が有望か、伸びていく市場なのかが現れていると言えよう。

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上記表は各都市の実際の給料平均と、これだけあればなんとかなるという最低ラインの生活を送れるという給料額の対比である。給料のコストパフォーマンスが良い都市の額は一様に給料より低い状態にある。

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(上)一線都市(大都市)と新一線都市(発展目覚ましい都市)との業界別、職位別の年収表である。これを見ると、上海・北京・広州・深センなどの大都市と比べて、現在発展が目覚ましい都市との給料格差は職位が上がれば上がるほど差が大きくなる。無論、生活費コストの違いが大きい為、給料が高くても生活コストで給料が全て吸収されてしまうこともある。

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上記表は左側が月の給料でどれだけの部屋(m2数)を購入できるかという指標で、右側が月給に占める住まいの賃貸料の割合である。これを見ると、下の三つの大都市は買うのも大変、借りるのも大変という状態である。そら、子供はいらない、車はいらない、マイホームなんか夢のまた夢となるのは無理もない。

この記事では、一線都市は給料が高い傾向にあるが、生活コストが激しく競争も激しい、新一線都市(武漢、成都、杭州、蘇州、南京、西安)はコストも比較的安く給料もそこそこで、生活しやすい傾向にある為、多くの企業が好待遇で人材を獲得しようとし、大都市と内陸都市とで人材争奪戦が激しくなるだろう。一線都市から新一線都市へ人材が移っていく傾向は今後もさらに進むかもしれない。


■中国「独身の日」における3つの変化
https://note.com/chaitopi/n/n7185736a4b33

普段から毎月色々な販促活動があるので、ダブルイレブンでの値下げ幅がもう魅力的なものじゃなくなってきている。値下げ以外での何かが欲しいな。



== 中国語トピック


▼「字」単位で考える中国語の勧め
https://note.com/seeyoutomorrow/n/ne11e57aa240d

▼ヒヤリングでも意識したい「中国語は文字の集合体である」という意識
https://note.com/seeyoutomorrow/n/n82bdb2083243

この辺りは、それなりの中国語レベルにならないと気づかないことなのかもしれない。上級者でも分かっていない人がいるので、初級〜中級の人にすればまだまだアップアップの段階でこの話をしても恐らく理解できないだろう。これを「意識せずに」意識できるようになると、中国語のレベルとしてはかなり一人前に近づいているのかもしれない。


「摸鱼」

とある中国人からこの言葉知ってますか?と聞かれ、聞くからに「网络词语」だったし、まあ知らないは知らないのでそう答えると、「やっぱりあなたは中国人じゃないですね」と。思わず「啊啊啊?」と眉間にしわをよせてしまったけど、別にそんな言葉知らなくても生きていけるし、分からなければ意味を調べたり人に聞けばいいだけ。ちなみに私の妻も知らなかった。ちなみに意味は、「さぼる、手を抜く、やってるふりをする」である。ああ、しょうもねえ、、、



== 今週のNOTE


今週は出張続きだったので、NOTEはお休み。


== 舌尖上的中国美食(中国グルメ)


▼食在広州(食は広州にあり)

三泊四日で広州に出張行ってきた。一年ぶりの広州だが、街並みの変化はそこまで大きく感じることはなかった。朝から飲茶出来るこの環境は素晴らし過ぎて羨ましい。上海にも飲茶できる店は多々あるが、安くてまずいか高くて普通という感じのお店が多く、本場にはやはりかなわない。

***リストランテはやたつ***

広州ツイッタラーのはやたつさん邸に及び頂き、広州のアルファツイッタラーの方々に囲まれて、シェフはやたつさんが作る絶品グルメと自家製のレモンサワーを頂いた。材料自体はサムズやネットスーパーでの購入とのことだったが、低温料理機で時間をかけて作られた肉類はとろけるような柔らかさで、正直外のレストランで食べるものより美味かった。恐るべし。

また、来られていた方々皆自炊をされている出来る男達で、おいしい料理とお酒をつまみに、色々楽しいお話をさせて頂いた。皆さんありがとうございました。

***面匠 横家(中山市)***

中国在住日本人の巨頭シャオロンさんに会いに中山市まで行ってきた。そこでは、シャオロンさんと古くから付き合いのある元爆風スランプのドラマーファンキー末吉さんがおられ、お会いすることが出来た。我が実家の本家は香川にあり、彼は香川県のアンバサダーであり、香川にゆかりがあるものとしてお会いできて非常に光栄だった。その後、香港人が経営する家系ラーメン屋に連れて行って頂き、家系ラーメンを食べた。これが美味い。塩っ気がばしっとくる正統派の家系ラーメンで、上海で食べる家系より正直私はこっちの方が美味いと感じた。チャーシューも「入口即化」でとろける柔らかさ。麺も美味しかった。この辺り一帯は日本人向けのお店が何軒かあり、居酒屋微笑ではお客さんの殆どが中山在住日本人で、日本料理のレベルも非常に高かった。

***等我餸上門(珠江新城店)***

広東料理のお店で、所謂「大排档」(屋台料理)的なお店で、平日でも17:30を過ぎると外で1時間以上も待たなければいけない人気店。味付けは、醤油と塩・胡椒がメインでシンプル。何食べても美味しいので、いつも食べ過ぎてしまう。

***鑫记传统竹升面(广州市天河北店)***

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所謂ワンタンメンのお店。ここではいつもスープ無しの捞面と魚の皮を揚げたものを頼む。朝食で1回は必ず利用するお店。

***肠粉***

見た目が腸のようなのでその名が付いたと思われるが、広州の朝ごはんの定番と言えばこれではないだろうか。ビーフンを液状化したものを蒸気で蒸して作られるこれは食感といい、味と言い広東に来たら必ず食べたい一品。中に卵やチャーシュー、豚肉・牛肉、野菜などを自分の好みで追加して食べるのがまたいい。

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この日は野菜と卵、豚肉を追加。またこのたれの香りが食欲をそそる。

***スシロー&一幸舎***

広州東駅そばのショッピングモール(地下に潜るタイプ、イオンがある)にスシロー中国1号店があり、平日の夜にもかかわらず待ち時間が二時間を超えると店員に告げられ諦め、博多一幸舎で豚骨ラーメン(私は黒ゴマ味)を食した。上海の店舗と若干メニューが違うようで、醤油ラーメンや明太子そばがなかった。黒ゴマ味の豚骨ラーメンはうまかった。

***真打***

大众点评で「日式拉面」ランキングNO.1のお店に行ってきた。鶏白湯もしくは貝で出しをとった醤油ラーメン(清湯)がメインのお店。鶏白湯はスープの表面に浮いているのが白湯で、その下にはカツオで出しを取った魚介系スープが沈んでいる。スープはアツアツで、麺の原料である小麦粉は日本から輸入し製麺とこだわりのお店である。スープは濃厚な味で、麺はまさに日本のラーメンそのもの。上海にも是非出店して欲しい、久々に素晴らしいラーメン屋に巡り合えた気がする。

***點都德***

飲茶と言えばいつもここに行く。コスパがよい。上海にもあるが、現地より20%程高い印象。そして心なしかものが小さく食べた気がしない。やはり本場で食べるに限る。ちなみにビール等酒類は販売していない為(元々そういう場所でない為)自分で持ち込みすればよい。最近陶陶居も上海に出店してきているが、コスパが悪い。

とまあ、食べまくって飲みまくった広州出張であった。やはり広州は最高である。


▼アルゼンチン・ペルー料理(El Bodegon上海市常熟路店

これぞ上海的な老洋房(西洋建築アパートメント)が付近にたくさんあり、西洋人が多い地域にあるアルゼンチン・ペルー料理。肉料理がメインだが、ビールもおいしい。上海の若者や西洋人が多く、活気にあふれている。また訪れたいお店。


== Q&A


Q1. 上海でおすすめのジムってありますか?
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A1. ホームトレーニーなんでよく知らないんですよね。昔は日本のJOYFIT24(天山路)、MUTANT(新世紀広場)なんかに行ってましたけど。JOYFITは狭いけど設備が充実していて良かったですね。ダンベルもちゃんともとに戻す人が多く人の質も高かったです。MUTANTは…同じ重量のダンベル探すだけで無駄に時間が流れます…


Q2. 中国のPCR検査って、喉と鼻をやるじゃないですか、そんなに何回もやってて大変じゃないのでしょうか?
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A2. 慣れればどうってことありません。もう何も感じなくなりました。


Q3. 中国ではワクチン3回目の接種が始まりつつあります。KENNYさんは打てるようになれば打ちますか?
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Q3. 少し様子見ですね。mRNAワクチンの方打ちたいので…3本目打たないと仕事に支障が出るようであればさっさとうちに行きます。これ重要。


== 他


▼お勧め記事

【現地取材】中国の「国潮」ブーム なぜ流行しているのか?
https://note.com/chaitopi/n/n78a625ab59d7

有料記事ではあるが、途中まで無料で読め、内容も非常に濃いので、中国ブランドが如何に急激に成長し伸びてきているかを知るきっかけとしてお勧めである。

中国で苦戦する「日本型マネジメント」
https://note.com/emofac_kubota/n/ndf3410d9a3ff

中国市場に本気で取り組みたいのであれば優秀な中国人経営者を外から持ってきて、総経理にすれば?といつも思っている。日本人駐在員で中国人社員をマネジメント出来る人なんてはほぼ皆無だろう。

自分や他人の「大切なもの」を守るために、他の誰かが犠牲になるとしたら
https://note.com/reigukou/n/n12279e29ac45

>よく若手の提案を上司が握りつぶすという話もありますが、上司は上司で今まで積み上げてきたものを守りたいという思いがあったりします。
⇒まさに、これ。自分のところでおいしいところを囲って部下に任せない上司というのはどこの世にも会社にもいる。

「誰にとっても快適な職場」を目指すと、誰にとっても居心地の悪い職場になる恐れがある
https://note.com/reigukou/n/nd6e0325d92f0

>成果を出すためには何が必要か、という視点で職場のあり方を考えた方がよいかもしれません。
⇒本当にこれそう。この視点が抜けてるのでどうやっても誰にとって居心地の悪い職場になる。


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