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メール返信する際CCを無視してそのまま返信する輩たち

これは中国人とビジネスをしていると、必ずと言っていいほどみる現象。

丁度最近このようなことがあった。

とある製品の問い合わせで、部下にそのメーカーから情報をとるように指示をし、部下も私にCCを入れてメールをした。

数日後返信があったようなのだが、私にはCCが入っていなかった。部下が転送してきたものを見ると、CCにはその中国人の上司と思われる日本人と同僚のメールアドレスが入っていた。

この場合、恐らく彼は、ただ単に「返信ボタン」を押してから、あっ、上司や同僚にCC入れなきゃと気付き、CCにいれたのかもしれない。今回このケースでは内容を見る限りまさにただのケアレスミスだった。

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厄介なのは、「わざと」CCを外してくる輩である。気まずいことを言う為、中国人同士で「うまく」解決したいが為に、個別でコンタクトをとろうとする為に、CCに入っている人達を全部すっぽぬかしてメール送信するのである。

この「中国人同士でうまいことやろう」の中には色々な問題が存在する。ディベートであったり、都合の悪い出来事のもみ消し(重大不良、決済の引き延ばし等)様々な問題が隠れている。

私はこの手の問題について、部下にいつも言っているのは「いいことも悪い事も含めてすぐに報告を上げなさい。特に悪い報告はすぐに。」と。

それに加えて、Wechatや電話のみを介して客先や取引先と問題が起こった場合、大抵上司である日本人駐在員は蚊帳の外に置かれていることが多い。問題が起こり、どうしようもなくなってから報告してくる輩がどれほど多いか。

私はそれに釘をさすように、Wechatや電話だけで話をしていて、問題が起きても責任は俺が上司だから仕方なく取るけど、会社からあなたへの譴責や解雇に至るようなケースの場合は俺は一切あなたを守らないから。だって報告してなかったでしょ?だから俺が分かるようにちゃんとメールで記録残しておけよ、と。

ここらへん周りを見ていても思うのだが、出来ていない中国人スタッフは非常に多い。WechatやQQは確かに非常に便利なツールではあるし、普段仕事のメインツールとして活用することは構わないし、推奨もする。

但し、部下・上司、社員・会社という立場で考えた時に、書面でしっかり残すということは非常に大事である。それはお互いの為でもある。

管理職として、中国人社員を預かる人達としては、ここら辺の管理をしっかり行わないと、会社の利益が穴の開いた水桶のように延々と流れ続けていくことになるので、締めるところはきっちり締めておきたいところである。



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