意外と堅実?中国若者のマネー事情
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0456568b78b794fbce847c2d053fe62a9569e5f?page=1
中国の消費の主体が既にZ世代に移り変わりつつある現在、逆に彼らの借金額の大きさが指摘されたりと、なかなか刺激的な内容が色々なメディアで記事にされているが、この記事によると都市によってそのデータは違うものになるという。
ただ、この数字だと貯蓄をしていない人も多く含む数字となってしまうので、これはまず正しくない。
これも北京でというデータであるのと、北京でも「退休幹部・軍人」が100万人いて(上海は3万人程)、彼らの「年金」は10,000〜30,000元/月というデータがあるし、金持ちの貯蓄額はこれより更に遥かに上をいく数字となるので、あくまで参考程度となる。
私が大学生の時、丁度世界各国の貯蓄率を比較研究していたのだが、当時のアメリカの貯蓄率はマイナスであった。つまり、借金してでも消費活動を行うというデータだったのに、今では少しは貯蓄をするようになったという点に驚いている。
ちなみに、日本の貯蓄率についてよい記事があったので、下記にあげておく。
貯蓄率減少は本当なのか否か、家計の貯蓄率を複数視点で確認する(2021年公開版)
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20210418-00231918
これを見て見るといわゆるZ世代の人達の黒字率は30〜32.5%とあり、貯蓄は出来る状態にはあるが、この黒字額のどれだけが貯蓄に回っているのかは正直分からない。
一時の好調な経済に比べると現状政府が認める程景気は失速段階に来ている中、若い人達を中心に将来に備えて貯蓄を行うというデータが浮かび上がっているのである。そういう意味では中国も日本も同じような状況になりつつあるのかもしれない。
今日はここまで。じゃあの。