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怪物だーれだ

昨今のニュースをみていると
(意図?悪意?を持って)一部を切り取って
流しているものが多いなと感じる。
切り取られた、要は情報操作されたものを見て
反射的に反応する群衆という社会になってしまっているように思う。

そんな切り取り状況が引き起こす
是枝監督の映画「怪物」を観てきた。

ひとつの切り取りが重なり
別の解釈が加えられ
違う問題になっていく。

日常で起こっている人間関係って
この切り取りと確認不足が絡まる、
まさに、アンジャッシュ状態。
コントであれば、笑いになるが、
実際に起これば、悲劇。

人は見たいように今の状況をみる。
自分が見ているものが常に正しいと感じてしまう。それが、真実と思ってしまう。
江戸川コナンくん(『名探偵コナン』より)は「真実はひとつ」と言うけれど、
久能整くん(『ミステリという勿れ』より)は「真実は人の数だけある」と言う。

どの視点で、どんな切り取りで見ているかによって、同じ事柄を見ていても、見えているものは違ってくる。

そんな視点を意識させる映画「怪物」だった。
怪物だーれだ、、、

それは、視点が固定されている私たちひとりひとりに向けたメッセージのようです。
今の日本の社会に平和ボケして、
国が会社が悪い学校が悪いと言う私たちこそ、怪物なのかもしれない。
まず、私たちが正しく起こっていることを見ること、知ることが大切なのだと感じました。

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