マガジンのカバー画像

仕事についてのお話

10
仕事についてのお話です。
運営しているクリエイター

記事一覧

レアな体験というお題で改めて自己紹介

noteで「私だけかもしれないレア体験」というタイトルでコンテストが開催されているそうな。 決して自慢ではないが、レアな体験に関しては、僕はちょっとした自信がある。過去のnoteは、僕のレアな体験を書き連ねてきた、ある意味、レア体験集なのだから。 そこでその中からいくつかを選んで、コンテストに応募しようと思ったのだが、『審査対象は2022年12月15日11:00以降に投稿された作品に限ります。』とある。 ただ、注釈として、『(それ以前に公開済みの自信作がある方は別の記事と

絶対に失敗しないとしたら、今、何をしたいか

会社を辞めたい。 切実にそう思ったのは、40代初めの頃だった。 会社を辞めたいと思ったことは、それまでにも何度もあったし、実際のところ、そう思った時は意外とあっさりと会社を辞めてきた。 だから今回も僕の奥さんに、「会社を辞めようと思うんだけど。。」 といったときも、最初は「あ、また」、みたいな反応ではあった。 ただ、僕の中では、今回の「会社を辞める」は、「会社勤めを辞める」という決断であり、今までの転職とは心理的に大きく異なっていた。 その不安感というのか、悲壮感と

いい風を、と誰もが言った

ディンギーとの出会いは、本当に偶然のできごとだった。 大学入学後の新入生のサークル勧誘イベント。 僕は一直線に目的のブースに向かっていた。そこは『探検部』。 それはきっと、一浪して大学に入学を果たし、今なら何でもできるかもというおかしな勘違いからだったのか、それとも、単に解き放たれた気分の延長線上で、世界の果てまでいってみたい、という気持ちからだったのか、とにかく、自分は大学4年間を、『探検』をして過ごすと決めていたのだ。 そして、イベント会場のキャンパスをまっすぐと

ビジネス書を読むのをやめたら、時間がゆったりと流れるようになった

「本棚を見れば、その人がわかる」というが、ひとつ付け加えるとすれば、本棚の本を時系列に並べると、その人の生きてきた歴史もわかるような気がする。 このあいだ、PCのファイルを整理していたら、”books”というタイトルのエクセルファイルがあり、開いてみると、本を購入した日付、本のタイトル、著者名、その横に数字が書かれている。 ここ数年、すっかり忘れていたが、かつては読んだ本に1~5の数字を付けてお気に入りを整理していたのだ。 日付を見てみるとなんと2004年から。15年以上

夢の賞味期限を延長しました

30代は仕事で一番脂がのっている時期だ。 という言葉をよく耳にする。 その言葉の真偽のほどはよくわからないが、僕にはある程度当てはまっていたようだ。 30代。 とにかく、何もないところから何かを作り出すことに夢中になっていた。 スタートアップ企業で新しいサービスを育て上げて、世に問う。 世に問う。 2度言ってみた。いい響きだ。 新しいサービスを立ち上げる。その今まで存在しなかったサービスが世に受け入れられるかどうか。 受け入れられれば、あのサービスを立ち上げたメンバ

転職相談っぽいことをしていたら結婚支援サービスみたいなことになっていた話

「彼氏からプロポーズされたけど、彼、アルバイトなんだよね。出直して来いって断ったよ。」 そんな台詞を耳にしたのは、3年前、仲間うちでバーベキューをしていた時だった。 竹を割ったような性格という表現があるが、その表現は彼女の性格を表現するために作られたのかと思われるくらい、さばさばした性格のTさん、農業大学校時代の同期の女性だ。 まさに、竹を割る、パッカーンって音が聞こえてきそうな一言だった。 最高にうまい豚ロースの炙り焼きを肴にビールを煽っていた僕の耳がピクリと動いた

僕にとっての副業は、自分をこの世界につなぎとめる最後のアンカーロープだった

僕が初めて副業をしたのは、新卒で働いた会社の1年目のときだった。 社会人最初の1年を間もなく終え、新しい年度を迎えようとした春先、僕はアルバイトの面接に向かった。 当時は副業を認める会社なんてまずなかったから、会社に内緒で。 仕事を教わっている立場の新人のくせに舐めている、といわれても仕方がない。でも、入社早々、理想と現実のギャップで身も心もボロボロになっていた自分を保つためにはどうしても、その副業が必要だった。 その副業というのは、ヨットスクールのインストラクター。

好きなことだけをやって生きていく

先日、大学時代の知人に誘われて参加したオンラインワークショップで、「好きなことだけをやって生きていく」という内容でお話をしたのですが、そのときのまとめがこちらです。 生き方を変えることになったきっかけアラスカ・ユーコンで出会った男性の生き方 大学生のとき、アラスカのユーコン川を下る旅で出会った、川のほとりに住み、自給自足の生活をしている男性の生き方がかっこよかった。 いつかこんな生き方をしたいという、それ以降の生き方のベンチマークに。 生徒たちからのメッセージ 学習塾

どん底からサンタさんが救ってくれたあの年のクリスマス

あの人がいなければ、まず間違いなく、僕は海外留学中に所持金が尽き、大学院を中退、職務経験ほとんどなし。の状態で世間の荒波に放り出されていただろう。 いま、思い出すだけでも、そんなゾッとする状態から救ってくれた恩人のお話。 当時、僕はアメリカ、テキサスの大学院に留学中。 新卒で入社した会社をたった2年で辞めて、日本を逃げ出すようにアメリカに渡ったのだった。 卒業まで最低でも2年はかかるというのに、日本を発ったときの所持金は学費も含めて1年分。学内の図書館でアルバイトをするこ

やる気スイッチはどこにあるの?

このあいだ、大学時代の知人に誘われて参加したオンラインワークショップで、『やる気スイッチはどこにあるの?』というお題で、10年間の家庭教師経験で学んだことを発表する機会をいただきました。 前半は今まで教えた生徒の中から個別ケースをもとにした体験談。 後半はやる気スイッチの探し方について、語らせてもらいました。 そして、そのあとは参加者のみなさんからの体験も含めた楽しい座談会。 家庭教師は、4足歩行のうちの足1本分なので、のんびりしたペースだけど、10年で60人程度教えてき