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「世界は誰かの仕事でできている」を大事にしたい

「世界は誰かの仕事でできている」

某ジョージアのCMのコピーで、聞いたことがある人も多いんじゃないかと思います。

僕はこの言葉がすごく好きで、これを思い出すたびに、普段忘れがちな感謝の気持ちも同時に思い出すことができます。

誰かがその仕事をしてくれているから、僕たちは楽に生きられる

今の日本では

・食べ物も着る物もすぐに手に入る
・全国どこにでも手軽に行ける
・街並みがキレイ
・すぐに医療を受けられる
・通販の荷物がすぐに届く
・娯楽が山ほどある

こんなことはごく当たり前になっています(もちろん相応のお金や時間は必要ですが)。

これらはすべて「誰かがそれを提供してくれている」からできることなんですよね。

飲食店の人だったり、農家の人だったり、鉄道や交通関係の人だったり、清掃員だったり、医療従事者だったり、運送業の人だったり、サービス業の人だったり。
それこそ膨大な職業とそこに取り組んでいる人達によって、今の僕たちの生活は成り立っています。


でもこれって案外忘れがちなんですよね。
特に上に挙げたようなことなんてほんとに当たり前すぎて、なんというか「振り返るまでもない」ことなんです。
そしてそれ自体よりもその質にばっかり目が行きがちになります。

・店員の態度が悪い
・電車が止まって移動できない
・病院の待ち時間が長い
・荷物が届くのが遅い
・ソシャゲ運営がクソ

よく聞く話ですよね。

もちろんそれぞれお金をもらってその仕事をしているわけなので、質の向上は避けて通れない課題でしょう。問題を見過ごしていいというわけではありません。

ただ、上質なものをスムーズに提供されることに慣れすぎてしまっていて、その仕事をしている人への感謝や尊敬がどっかいっちゃってない?と思うことがたまにあります。

「誰でもできる仕事」「地味な仕事」の何が悪いの?

世の中には特に資格も専門スキルも必要としない仕事がごまんとあります。

そんな仕事に対して「誰でもできるじゃん」「地味すぎる」なんて揶揄するような発言を見かけることもあります。
なんなら僕も若い頃そう思ってた時期もありました。傲慢の極みですね。

けど、どんな仕事だって仕事として存在している以上誰かの役には立っていますし、その仕事をする人たちがいなくなってしまうと困る人がたくさん出てくるはずです。


また、そういった仕事をしている人たちの中には「もっと華やかな仕事がしたい」と思っている方もいるかもしれません。
今だとTwitterとかでいろんな仕事をしてる人やフリーランスを謳歌している人なんかの様子を簡単に見ることができるので、尚更ですよね。

他の人に憧れたり自分の仕事に嫌気が差したりすることはもちろん誰でもあるでしょう。その結果転職するのも仕事を辞めるのももちろん自由です。給料や環境の問題もありますし。

ただ「自分の仕事なんて世の中の役に立たない」って思っちゃうのはもったいないなあと思います。
自分の仕事に誇りを持とう、とまではいきませんが、誰でもできる地味な仕事をしていることは決して恥ずかしいことじゃないと思います。

以下はミスチルの「彩り」という曲のワンフレーズです。

僕のした単純作業が
この世界を回り回って
まだ出会ったことのない人の
笑い声を作ってゆく

まさにその通りだなあと。
いい曲なのでぜひ聴いてみてください。

世の中を作っているのはすべての人たち

今の社会は人が作っています。

どんな物でもサービスでも
・作る人
・売る人
・買う人、利用する人
・助かる人
がいます。

それが循環することで社会が成り立っていて、どれかひとつが欠けても世の中は回らなくなります。
どんなに単純で簡単なことでも、それをやってくれている人がいるからこの循環が回るんですよね。

提供する側も利用する側も、お互いに感謝する気持ちを持って、それをうまく伝えられるようになればいいなあなんて思います。

いつもいつも感謝の気持ちを持ち続けるのは結構難しいですし、実際僕もできていません。

ただふとしたときに周りを見渡してみて「これ全部誰かが作ってるから今があるんだなあ」なんて考えれば、自然と感謝の気持ちも浮かんでくるものだと思います。

たまにはそういう時間も大事にしていきたいですね。

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