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FX為替戦略(株式相場から紐解く)12/15

為替3兄弟 ~ドル君~

長男

■今週の出来事

13(火)
・米11月消費者物価指数(22:30)
予+0.3 結+0.1 前回+0.4 ↓

14(水)
・パウエルFRB議長会見(27:30)
予+0.50 結+0.50 前回+0.75 ↑

【内容】
・FOMCでは想定通り0.5%の利上げ →
・政策金利の予想中央値が4.625%→5.125%と上振れ ↑
・パウエル議長、政策スタンスはまだ十分でないとタカ派発言 ↑

後藤達也氏参照


これまでの過去ドットチャート


出典:Board of Governors of the Federal Reserve System
政策金利推移予想

■パウエル発言
議長は「まだやるべきことが幾分残っている」とした上で、「任務を完了するまで現在の軌道を維持する」と話した。金融当局は0.5ポイント利上げを決めるとともに、最新の四半期経済予測で来年の追加利上げ見通しを示した

■かっちゃんが一番心にのこったこと
パウエル議長は金融当局としてインフレ率を2%の目標に押し下げる決意を確認するとともに、投資家がどのように考えるとしても、「インフレ率が持続的な形で鈍化していると確信する」まで利下げを検討することはないとし、「それにはしばらくかかる」と明言した。

CPI前年比
CPI前月比

■金利まとめ
おそらくパウエルちゃんはこのまま投資の思惑通りにインフレの鈍化を発言してしますと株価が急上昇するため、株価をコントロールするべく、今回は上昇を抑えたと見ていいだろう。そして実際にドットチャートをみると他の議員も、もう少し利上げは妥当と見ているし、かっちゃんもそう思う

■株価どドル円

Nasdaq11カ月~12月の動き
ドル円の推移

■本日
22:30 USD
コア小売売上高 (前月比) (11月)
予想0.2%前回1.3% 今回

22:30ニューヨーク連銀製造業景気指数 (12月)
予想-1.00 前回4.50 今回

22:30 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (12月)
予想-10.0 前回-19.4 今回

■まとめ
景気後退中で基本的に利上げ鈍化傾向にあり金利の利幅も原則するため、ドルは売られ、円は買われる方向。足元では上昇する場面が多いかもしれない一時的とみる


為替3兄弟 ~ポンド君~

次男

■今週の出来事
政策金利発表 (12月)

予想3.50% 前回3.00% 今回3.50%

英政策金利

→織り込み済みのため、為替ほぼ影響なし

英中銀
「英国経済はリセッション入り、4Qは0.1%のマイナス成長」

→足元では調整売りが出る見込み

10月~のポンドドル推移

為替3兄弟 ~ユーロ君~

三男

■今週の出来事 
・欧州通貨への調整売り強い
足元では米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定により引き締め長期化を見込んだドル買いが根強い見通し。

・欧州中銀(ECB)理事会と英中銀金融政策委員会(MPC)の追加利上げ
→ユーロ圏と英国の減速懸念につながりやすい。

政策金利発表 (12月)

予想2.50% 前回2.00% 今回2.50%

ユーロ圏金利推移

・今晩の米経済指標で金利高に振れれば、ドルは下げづらいためユーロは売られる展開

ユーロドル推移

【ユーロ売り要因】
・欧州におけるエネルギー供給不安
・欧州諸国の財政悪化、景気後退入りのリスク増大
・米ドル・円相場の急落

【ユーロ買い要因】
・日欧金利差拡大観測
・ドイツのインフレ率は高止まりの様相
・欧州諸国は代替エネルギーを今年後半までに確保する可能性

■個人的総まとめ[かっちゃん5箇条】
・米長期金利の低下を受けてリスク選好的なドル買い・円売りの勢いは弱い

・米国経済は景気後退懸念が強いため利上げできない

・経済指標は米国経済の先行きについては予断はできない

・インフレが消費者需要で来年の景気悪化が既に予測できる

・インフレ緩和を想定してるが、利下げ開始時期については言及しない

⇒金融市場の不確実性が強く、短期間で大幅に急上昇・急落はしにくい。

≪初心者補足≫

■為替特徴
①ドル円・・・安定型(ボラティリティが少ない)
②ユーロ円・・・バランス型(ドル円とポンド円の間)
③ポンド円・・・気性荒い(ボラティリティが大きい)


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