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かっちゃんのコモディティ相場分析12/12

【今週のコモディティ】

■原油先物

原油と株価の関係

■原油の特徴
①原油価格の値動きが荒くなった場合には、株式市場も波乱しやすい
②原油高により景気敏感系のセクターに需要が向きやすい
③原油安であれば燃料安が見込まれるコストダウンを図れる業種が熱い

■先週
・欧州連合(EU)加盟国は、ロシア産原油の上限価格を1バレル=60ドルに設定することで合意。→

・中国が「ゼロコロナ」政策を緩和 ↑

★石油輸出国機構(OPEC)とロシアの「OPECプラス」

・現行の協調減産を維持すると再確認。
・中国など世界の景気減速による原油需要の鈍化を警戒し、減産
・予定では日量200万バレルの減産を継続。(需要の2%)

・現行の生産水準を維持することを決定
 ⇒買いが先行

米長期金利の上昇と米経済指標の結果を受けてドル高が進み、ドル建ての原油は割高感から一転売りに押される展開となっ

★ポイント
・ロシア産原油に対する追加制裁 ↑
・エネルギー消費大国である中国の需要回復期待 ↑
・ドルが上昇したたため、ドル建ての原油は売りが先行中 ↓

■今週

本日の原油価格12/12

・安値更新の動きが続いていたが、安値拾いの買いが見られている
・世界的な景気先行き不安が広がる
・エネルギー需要見通しへの警戒感は依然として根強い

■原油在庫

在庫は減りつつあるので需要の改善と価格の反発が想定される傾向

原油在庫推移
原油量一覧

12/8 00:30 USD 原油在庫量  予想-3.305M(前回-12.580M)今回⇒

■原油価格
今回も予想よりも在庫量が減少した場合は需要の増加が期待でき、原油価格の買い材料となるため、反発継続するとみる。

■金先物市場


ドル円と金の関係

■金の特徴
・株価と金はと逆相関にある(ただ必ずしもそうではない)
・有事的な事象では金は上がりやすいが
・ドルや金利と逆相関にある
・不景気になれば金の価値は上がりやすい

■先週
・米長期金利が大幅上昇、金利が生じない金先物に売り圧力が強まる ↓

・11月米ISM非製造業指数の予想比上振れによるドル高加速による売り先行↓
・米長期金利が低下、米株が大幅続落するなか、安全資産として金が買い↑

・QT長期化観測によりドル高が進んだことが重しとなり、上値は重い→

■今週
・11月末時点での中国の金準備高が約3年ぶりの増加
・今週は米欧英などで政策金利の発表を控えて様子見ムードが高い
・FOMCとCPIの結果で長期金利が下がれば金は基本上昇方向

金価格
長期金利推移

足元では長期金利が下がっているため、金が買われている状況

■かっちゃんの一押しコモディティ

・シュガー(砂糖):short(ショート)
→原油需要の悪化による価格下落。それに伴う連れ売りを見込む。
 また、レンジ内の抵抗線で反落したのも要因の一つ

初紹介日:11/18 20.05$ → 現在19.6$

砂糖価格推移12/12(1時間足)

コメント
原油がそろそろ反発する可能性があるので少し利食いしてもOK

■総括(まとめ)
原油に反発の兆候有り。そのためシュガーに関しては少しだけ利食いしてもいい。ただ相場が下がっている間はとことんついていく姿勢を崩さない。すごいニュースが出た場合はそれに応じた対応する。
金に関しては長期金利は足元で下がってきているが、CPIとFOMC次第。見極め必要。
                                                                            

≪初心者向け補足≫


■コモディティの種類
大きく分けて4つあります
①エネルギー
(原油、天然ガス、軽油)
②貴金属
(金、銅、プラチナ)
③穀物
(とうもろこし、大豆、小麦)
④他
(アルミニウム、ニッケル、亜鉛)

■購入方法
大きく分けて4つあります
①ETF・投資信託
(定期購入、信託報酬率が比較的に高い)
②先物
(手数料次第、板での取引)
③CFD ←おすすめ 
(簡単、先物違いスリッページが発生する)
④関連株 ←かっちゃん
(信託報酬0、商品価格との連動性が薄い、難易度高い)

■コモの特徴
①インフレのリスクヘッジができる
②短~中長期投資で利益を出しやすい
③下がっても利益を出せる
④株価との相関性が低い
⑤様々な要因が絡み合い複雑で先を読むのが難しい
⑥コモ銘柄は成長性が低く超長期には向いていない





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