変わりゆくエステのイメージ。
昭和のエステのイメージって『ぼったくられる』『無理やり高額ローンを組まされる』『解約に応じてくれない』でした。
その中で私は、業界のイメージを払拭する為に地元で頑張って来たと自負しています。(勿論微力なのは承知)
開業した頃はコース契約に、高利なローン会社にお客さまに書類を書いてもらい、審査を待って‥てな感じでした。
なので面倒なので、私のサロンでは殆どが現金でのお支払いで経営して来ました。
『一括では支払いが・・』というお客さまは潔く諦めて、現金で支払える方ばかりを相手にして来たので、今思うとリスキーだったと思います。
ですが大きなサロンを開いた時には、必要を感じカード会社と契約をしました。
でもコース金額はカードを切っても殆ど一括。
結果的にマイルを貯める為に使カードを使用するお客さまばかりでした。
ある日、毎月何百万のカード決済をしているにも関わらず、いきなりカード会社から『エステに対する取引が厳しくなり、貴サロンは解約も一度もありませんし、何の問題もありませんが、会社の決まりで直接お取引が出来なくなります。』と言われました事がありました。
そう言われたにも関わらず、解約も多いでしょう大手のサロンでは使えているのを見て、憤ったのを覚えています。
まだ広告を出していた頃、ウチのサロンが大体1日に5〜10人は体験の予約が入っていたと思います。
そうすると次は『同業者の嫌がらせ』が始まりました。
電話で予約を取って来ない、なんてのは日常茶飯事ですし、お客さまに悪口を言うなんてのも、会った事もないのにしょっちゅう。
そしてそんなに体験さんがいらしても、殆どが『喧嘩腰』。
何故かと言うと、高額コース契約を恐れているからなのです。
ですから私は、その日の契約は勧めませんでしたし、
大手で主流のクロージングを殆どせずにカウンセリングを長めにし、
とにかくお客さまからの信頼を得る為に誠実に接してきたつもりです。
解約の申し出があったら、契約期間であれば迅速に応じて来ました。
心の底から『業界の質』を良くしたい、と思ってい他のです。
福岡では、私は古株になって来たので、どちらかと言うと『教えて欲しい』と言われる事が増えて来ましたが、
東京で暫くお客さまをお取りしていた時は、やはり同業者の嫌がらせという恐ろしい洗礼を受けました。
この業界に限らないのかも知れませんが、本当に嘆かわしいです。
でも私の30年の経験の結果、嫌がらせをしたり、汚い事、お客さまを泣かせる事をしていたサロンは現在1軒も残っていません。
だから、そんな事は絶対に何もプラスにならないと断言できます。
この仕事を好きで携わるサロンで働いている方が、今でも根強く残る『理不尽な仕事の仕方』に慣れないで欲しいし、志を持って自分を曲げないで欲しいと思います。
もし働いていても、不尽で耐えられなくなったらどうしたら良いか?
楽しく仕事ができないのならば、私は『独立』すればいいと思います。
最初からお金をそんなにかけなくても、この仕事はできます。
逆にかなりのリスク回避ができる仕事でもあると思います。
そしてその為に、色々思う所はあっても、腐らず楽しくお仕事をしながら、お客さまの心を掴み、独立する時には喜んでついてきていただける位になって欲しいと思うのです。
それが私たちの職業の『価値』を上げる事に繋がると私は思います。
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