映画日記:リアリティのダンス
ホドロフスキーを見るのも、たぶんこれが初めてだと思う。
あっけにとられながら興味深く見て、他の作品も見たくなった。マジック・リアリズム的めくるめく急展開のストーリーに振り回されるのが楽しく、南米らしい鮮やかな色合わせが展開にマッチして目に楽しい。
お父さん役の人は、過酷な運命で人相がどんどん変わる役を見事にこなしていて、最初はえげつない暴力親父だったのが、愛すべき人間になっていって、泣かせる。どこまでが実話なのだろう。
一人だけオペラ歌手なお母さんもシュールで最高。DV夫にさ