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最近、大島弓子の「バナナブレッドのプディング」が入っている選集をパラパラ読み返していた。 改めて読むと、彼女がテーマとして何度も描いているのは、優秀な姉とそうでない自分とのギャップに苦しむ妹達が、そこを抜けて自分自身へと歩き出す瞬間だ。そこに至る過程には、周囲を振り回す程の葛藤がある。 自身の経験を、何度も繰り返し描いて確認しているのだろう。 それぐらい噛みしめ甲斐のある、姉と妹という関係。 わたしも妹で、華やかで行動力のある年の離れたふたりの姉達の影響をもろに受けて、一番