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ジョジョの奇妙な武闘会・4『同人小説』
この小説はジョジョの奇妙な冒険を好きで読んでいる人向けのものです。それをご理解していただいてお楽しみください。
観客席にジョリーンの体が戻ってくると同時に、ジョナサンが闘技場に移動していた。
承太郎は近寄りがたいほどの怒りのオーラを出している。
仗助「首の傷は治したがよう……」
血がなければ仗助にはどうしようもない。
ジョルノ「まだかすかに生命エネルギーがあります。血は作れますが、心臓が動くかどうか」
承太郎「なに? 心臓を動かすのならもう予習済みだぜ」
ジョルノは承太郎の顔を見て頷くと、みんなの衣服を分けてもらい、ゴールド・エクスペリエンスを使って血液を作り、ジョリーンに入れていく。承太郎はスタープラチナで心臓を動かしていた。
第二試合ジョナサン・ジョースター対エンリコ・プッチ
プッチはあらかじめ、ザ・ディオからアドバイスを貰っていた。
ザ・ディオ「プッチよ。ジョナサンは波紋という能力を使う。普通の人間でも流されたら致命傷をおう。それにあいつは爆発的なパワーを持っている。スタンド能力を持つ我らの敵ではないが、何せ一度私を破ったほどの男だ。油断はするなよ」
プッチ「わかった。一瞬で片をつけるよ」
そんな会話を試合前にしている。プッチはいきなり本気を出し、時を高速で動かし始めた。日がぐるぐると動き、一日が数秒で繰り返す。
プッチは高速の時をまとい、ジョナサンの首をはねにいった。そのスピードはもう肉眼では見えない。ジョナサンはずっと空を見つめ、静かに立っていた。
プッチが勝ちを確信した瞬間、体の動きが止まる。
時が止まっていた。
一瞬であったが、その刹那にプッチは波紋入りのパンチをジョナサンに食らわされ、意識を失った。
これだけの波紋を流しこんだら一週間は立てないだろうと、ジョナサンは思った。
ジョナサン「ディオ。君は僕の身体を奪って、僕のスタンドを使っているらしいな」
ジョナサンの背後からザ・ワールドが現れた。ディオのザ・ワールドと違い優しげな表情をしている。
ザ・ディオ「ぬうぅ。このディオ様の静止した時の中に邪魔者がまたのこのこと入ってきたか」
ジョナサン「ディオ。僕は何度でも君を倒してみせる」
ジョナサンはジョルノの持っていた矢でスタンドを発現させていたのである。スタンドがザ・ワールドと同じ姿だったので、承太郎に訓練してもらい、一晩で何とか一秒だけ時を止めることが出来るようになっていたのだ。
プッチとの勝負は、時を止めた瞬間に、手が届く距離に相手がいるかどうかの、ギリギリの戦いだった。もしいなければジョナサンが負けていただろう。
第二試合 勝者 ジョナサン・ジョースター
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