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マチャカリ・ノーマチ裏話・裏設定②
この記事は片隅ランプ制作のアニメーション作品『マチャカリ・ノーマチ』について書いています。
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モシビトの個性
モシビトは光の形を変えることができます。
光は言葉を伝える口であり、表情を伝える目でもあります。
感情によって形は変化し涙のようにこぼれ落ちることもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1660089085671-eUvAqE3sLG.jpg?width=1200)
また、モシビトによって光の形の変え方や使い方が違います。
”オー”に近しいモシビトほど光は強くなりますが、逆に”オー”にとって顔見知り程度だと光は弱くなります。
ホドロー
![](https://assets.st-note.com/img/1660086213971-67hk18dZb7.jpg?width=1200)
ホドローは誰かが失くした光が落ちてきていないか見回る役割をしていました。
見回りは街灯たちが分担して行っている、と他のモシビトたちは思っていましたが、実際に意思があるのはホドローのみで、彼は他の街灯に光を分け与えて動かしていました。
ホドローは”オー”の親友が元になっているため光が強いですが、そのほかの街灯たちは光が弱く自分で動くことができなかったのです。
サボっているように見えて、実は彼は常に街中を見回っていたのでした。
アリィ
![](https://assets.st-note.com/img/1660086866697-novPc0swRc.jpg?width=1200)
アリィの光は力が強く自分の器も持ち上げられるほどです。
パワフルですが、いつもコットのことを心配し、よく涙を流す繊細な女の子です。
アリィの元になったのは”オー”の初恋の女の子でした。
人だったころの”オー”の初恋は実りませんでしたが、モシビトのアリィはコットが大好きでした。
デニ
![](https://assets.st-note.com/img/1660087380168-SC0XebHON1.jpg?width=1200)
デニは街に落ちてきた光の持ち主を特定していました。
光の一部を紙飛行機のような形に変えて飛ばし、伝達手段として使うことができます。
彼女はモシビトの中で一番の古株で、街のモシビトたちから頼られていました。
だんだんと光が弱っていって自分で歩くことができなくなってからは、ホドローが時々持ってくるうわさ話を楽しみにしていました。
デニの元になったのは、”オー”の恋人でした。
ダナ
![](https://assets.st-note.com/img/1660087339711-sfLPkf817Y.jpg?width=1200)
女優のダナは光を様々な形に変えて、演じるだけでなく演出効果も担っていました。
ダナはデニの妹が元になっていますが、”オー”はダナに直接会ったことがなく元のデニから話で聞いていた程度でした。
そのため灯った当初は光が弱く、話もほとんどできませんでした。
デニが光を分け与えたり何度も話をしたりすることでようやく”ダナ”になりました。
オロフ
![](https://assets.st-note.com/img/1660274599157-iUcRaH576Y.jpg?width=1200)
オロフの元になったのは”オー”の父親でした。
”オー”が自身に関する記憶をすべてのモシビトから取り払ったために、息子が確かにいたのに思い出せない状態に陥っていました。
地下にあった光たちを息子と信じて落ちてくるのを待っていましたが、それらは人だったころの”オー”の戦友で、故郷に帰れなかった人たちの記憶でした。
光の一部を見たオロフはその中に息子の記憶を垣間見て、彼らに寄り添うことを決めました。
今回はここまで。
裏話・裏設定は次回で最後にします。
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