かたさまたぎす

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タイパを上げると楽しさは増大するのだろうか?

 どこに書いてあったのか忘れてしまったのだけれど、本か新聞かに「私たちが一日に入手している情報量は平安時代の人の何日分か?」という問いがあった。答えは「一生分以上」。言われてみるとなるほどとも思える。新聞もラジオもテレビもインターネットも電車も自動車も無い時代、日々の生活で入ってくる情報は自分の脚で移動することのできる範囲で成立するコミュニケーションを通してのみである。  では、平安時代を生きていた人の一生分の幸せや楽しみを、現代の私たちは一日で感じているのだろうか?おそらく

    • ビジネスと小説

       ビジネスの第一線で活躍されている方とお話していると、ビジネスや自己啓発に関する本を多く読むけれども、小説は読まないという方に出会うことがある。読書の内容は人それぞれなので、小説を読まない人に小説を読むことをお勧めするのは単なるお節介だと思う。それでも私は敢えてビジネスの第一線で活躍しているのであれば積極的に小説を読むべきだと思っている。  ビジネス書の良いところは、自分以外の人のビジネスの考え方や経験を知ることができることであり、共感できるビジネス書からは学ぶことが多くある

      • 多様性と自己管理

        子供の頃を思い出してみよう。極端に意地悪なやつ、極端に給食を残すやつ、極端に運動の出来ないやつ、極端に身だしなみのなってないやつ、極端に勉強の出来ないやつ、極端に忘れ物の多いやつ、極端に嘘をつくやつ、極端に泣くやつ、極端に優しいやつ、極端に言いつけるやつ、極端に正義なやつ、極端にひとりなやつ、挙げだしたらきりがない。なぜなら全ての人はどこかが極端に他の人と違っている部分があるからだ。その極端に違っている部分を他の人から見つからないようにして振る舞うことを、一般的には大人になる

        • 専門職 総フリーランス時代

          リモートワークを二年やってみて思うこと。 近い将来に、様々な職種でフリーランス化が進み、ひとりの人間がひとつの企業に所属して仕事(労働)をするということが無くなるか、あったとしても珍しい状態になるのではないかと思っている。いわゆるジョブシェアリングというのが進み、自分の専門性を活かして幾つかのクライアントの仕事をするのが普通になると思う。 企業の中で随分と専門性の高い仕事をしている人でも、その専門分野だけの仕事をしている人は極めて稀で、大抵の場合はその専門分野の周囲に発生

        タイパを上げると楽しさは増大するのだろうか?

          英語とサステイナビリティ

          仕事で日常的に英語を使うようになって30年くらい経った。人生のおよそ半分の年月を英語と格闘していることになる。 学生の間は英語の勉強が大嫌いで、仕事で必要になって渋々始めた英語だったので、ずっと苦労してきた。にも関わらず、今でも仕事での英語には悩まされている。30年も使っているのにこの程度かと思うと情けなくこともある。 では、若い人たちに英語をしっかり勉強しておくようにとアドバイスをしたいかと言うと、全くそうは思わない。 近い将来、英語だけではなく様々な言語が自動翻訳されて

          英語とサステイナビリティ

          はじめまして「かたさまたぎす」です

          皆様はじめまして「かたさまたぎす」と申します。昭和38年の生まれで、もう完全に人生の後半戦を生きております。様々な方の考えに触れたり、自分の考えに対するフィードバックを知ることができればと思い、noteを始めてみようと思いました。 製造メーカーのマーケティング部門に所属しております。社内報の編集にも携わっており社内向けの記事をあれやこれやと書いております。 プライベートでは、トライアスロンやウルトラマラソンや山登りといった苦しい系のスポーツが大好きです。雨の日は読書や編み

          はじめまして「かたさまたぎす」です