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これだけは知っとけ。騙されないために【 怪しい人をSNSでも察知するには 】

① 概念を再掲

A 資産の増え方
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資産=(収入-支出)+(運用資産×利回り)
収入・・・基本は労働による収入
支出・・・生活するうえでの経費
運用資産 × 利回り・・・投資による利益
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B 支出の抑え方
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i 非モテ道・・・非モテであれば交際費が浮きます。支出を抑えることができます。
ii 実家道・・・家賃を浮かす、という点で支出を減らせます。食費の面でもメリットがあるかも。
iii インドア道・・・アウトドアな活動を減らすことですね。インドアな趣味を増やしていく。
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今回は「怪しい人を見抜く技」について。抽象的な話題ですので難しいかも知れませんが、理解できれば「怪しい人」を見抜けるようになります。詐欺話ばかりに偏っても進展がないので、ここらで一旦止めておきます。またネタが溜まったら別の切り口の話題を記録しようと思います。

② 盛りまくりの経歴

「何を言うかよりも、誰が言うか」。ビジネス界隈ではよく言われる格言です。無名な人が立派なことを言っていても世間ではスルーされやすいもの。反面、それなりにブランディングがある人の発言は、いい意味でそれっぽく聞こえるものです。そのため自分のキャリアを「盛る」人が多いものです。あからさまな嘘で無ければ、ちょっとばかり化粧するくらいは許容範囲という風潮もある。

セルフブランディングとはよく言ったものですが、なかには度が過ぎて自分のキャリアを激しく盛ってしまう人もいるのです。とくにSNS界隈では、目立ちます。

2020年でも、そのような「盛っちゃった人」が大炎上しちゃいました。名誉のために個人名はあげませんが、炎上しちゃった方は、オンラインサロン界で有名でした。ビジネス系のオンラインサロン主催者およびyoutuberとして成功しておられました。登録者も多かったそうですよ。んで、その方が何をしたかというと、よーするに経歴詐称です。実際には勤務していない会社の出身だと言ったり。出身大学を偽ったり。経歴を盛りすぎるあまり、もはやセルフブランディングでは済まないレベルでした。オンラインサロンでも集金していたわけで、良かれと思って本人のキャリアに惹かれてお金を払っていた人もいるわけですよね。ここまでくると詐称や詐欺に近いのではないか、と騒ぎになっております。

詳しい内容については、その方の名誉もありますので、記録しません。ご興味があったら、いろいろ調べてみてください。すぐにヒットします。

③ ネットでの信用担保について

②の冒頭でも記録したように、「誰が発言したのか」という点に重みがあります。適当な発言に思えても、その道の重鎮がいうと重く感じます。ネットでも現実社会でも同じようなところがあります。しかしネット社会に関しては、「誰が」のブランディングを保証する機構が、乏しいと考えます。どういうことかといいますと、ネット越しの情報では、本当にその人が事実を発信しているのか、だれも保証できないのです。本質的な問題がここにあります。

一例を挙げてみます。看護師の免許は、もちろん国が保証しています。国家試験に受かると、国が免許をくれます。「ここまでの技能と知識は大丈夫ですよ」と、国が個人を証明してくれています。ですので、国家資格は国内で有効なわけです。就職するときにも、資格を提出すれば、雇う側も安心します。

これがネット界ですと、事情が変わる。たとえば「看護師」としてTwitterやブログで情報発信している人がいたとして。専門的な知識や技術を発信していたとしても、ほんとうにその人が「看護師」なのかを証明するのって、クソ難しくないでしょうか? 医療の知識は書店で売っています。ネットで調べても分かります。免許写真や勤務の様子なんて、その気になればいくらでも「偽造」できてしまう時代です。「偽造」された写真がアップされてしまうと、それ自体の真偽を検証することが難しい。視覚情報の刷り込みの影響が大きく、なかなか疑ってかかりにくいものでしょうね。「証拠と言われる映像」を目にしたとしても、そもそも真偽も検証できませんし、何より信じ込みやすい心理状況になります。これはクソ恐ろしい状態だと、いつも思います。

こう考えますと、月並みな落としどころですが「情報を鵜呑みにしない」ことに尽きるでしょう。かならず批判的な目を、もつべきで。目の前の情報は「騙すように加工されている」可能性を脳ミソに入れるべきです。とくにネット全盛期では、重要なリテラシーです。

④ 事業・コンテンツの知名度? タレント的な意味での知名度?

冒頭の話に戻りますが、じゃあどうやって「怪しい人」を見抜けるようになるのか、ってわけで。いままでの自分ですと、かなり単純な枠組みでしか考えられておりませんでした。「お金とか、豪邸とか。そういった所有物をSNSで見せびらかしていたら怪しいよー」程度のリテラシーだったのです。あまり十分にジャッジできる基準をもっていませんでした。要するに「怪しい人」を明確に言語化できなかったのです。言語化できていないことを議論するのは無礼だと思いますね・・・。

頑張って、いろいろ煮詰めて考えますと「怪しい人」の特徴が分かります。言語化できたのです。結論を急ぎます。経営者として売り出している人物がいるとして。その人が展開している(と言っている)事業やコンテンツ以上に、その経営者自身の知名度が高騰して有名になっているようなケース。これは怪しいのです。SNSでよくいる「経営者とか事業家といって自信をアピールして、年収も何千万とかいっているけど。何やっているのだか分からない」系の人ですわ。

考えてみれば当然なわけで。本当に有能な事業者であれば、自身のタレント的な意味での知名度よりも、事業内容の認知拡散を優先させるハズです。サービス名がまず有名になって、そのサービスが軌道に乗って上場を経て、経営者にスポットライトが当たるのです。これが本来スジの通った順番なのです。万一上場して筆頭株主になった場合には、四季報を含む経済情報に公開されてしまうわけで。嫌でも有名になってしまうのです。

⑤ タレント的な人物脚色に注意

「誰が」発言したのか、というのは大事な論点です。それに匹敵するほど重要なのは「その人物は何をしているのか」というコアな情報。芸能人やタレント的に脚色された人物像にだけ注目するのではなく、その人物の業績・サービスにも注意を払いたいところですね。そうだと分かっていても、なかなか難しい面がありますね。いままでもSNSや報道番組で「成功者を演じちゃって、みんなを信じこませた」人物は居りまして。そのたびに騙されちゃう日本人の若者なのでした。んでお金を払っちゃう若者なのでした。

ちゅーか、そもそも論として。有名なサービスを展開している社長が、SNSで自分の豪勢な生活ぶりをアピールするようなことって、実際にあるのかしらね。たとえばマッ◯といえば、みんな知っているハンバーガーチェーンですよね。あのマークも知っていますし、使った覚えのある人も多いし。安くてそれなりに美味しいですものね。サービスや商品の特徴は知っていても、まさか役員の方の名前とかプロフィールなんて、ほとんど知らないでしょう。(おそらく)SNSで「タレント・インフルエンサー」みたいな「アピール活動」もしていないでしょうし。つまり、そういうことなのだと思います。うまくいっている経営者や事業家こそ、もっと数字だったり経営指標に敏感なのだろうと推察します。推察ですけれども、あまり芸能人的なアピールや演出をする余裕もないのではないか、と思っています。

⑥ まとめ

事業がきちんと成功しているのか、それともSNS上での「タレント的」な意味でマーケティングが成功しちゃったのか。ここの目利きが肝要でしょうね。②で出した例の方は、「経営者」として実事業で成功していたのではなく、「経営者を演じる役者」として成功していたワケですね。この違いが非常に重要なのですな。

「何の事業をやって、どういうビジネスモデルで成功している人なのか」という論点に、もっと気を配れるようになると、怪しい話と戦える気がします。

にしても、SNSや動画サイトの発達のおかげで個人が簡単に露出できるようになりました。それ自体は良いのですが、褒められない問題も発生しています。簡単にブランディングできるものですから、個々人が「プチ芸能人」みたいになれる状況に乗っかって、怪しい人もマーケティングに使うのですわ。

⑦ 補足

究極騙されない方法を一つ。他人に頼まれても、お金は絶対に払わないこと。これを死守しましょう。

「騙される」というのが成立するのは、典型的には以下のような状況ですわね。
・お金を振り込んだ時
・契約書にサインした時
・暗証番号を教えた時
つまり最終的な律速段階にあたる上記のような行為をしなければ、「騙される」ことはあり得ないのです。ここも大事なところ。

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