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第87講「人類はなぜ戦争を止めることができないのか」

2016年12月4日(日) 15:00〜18:00(開場14:30)
会場:高円寺コモンズ(最寄駅:JR中央線・総武線高円寺駅)
ゲスト:井上寿一さん(歴史学者)
学長:寺脇研さん

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お申し込みはこちら
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カタリバ大学経済学部第87講は歴史学者・井上寿一さん(学習院大学学長)をゲストにお招きして、日本の戦争の歴史を振り返りながら「戦争」のメカニズム・構造について考えていきます!

終戦から70年を迎えた2015年は、戦後の歴史においてある節目の年となったのではないでしょうか。集団的自衛権行使容認を主眼とする安保法制をめぐる議論が紛糾し、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)を中心として反対デモ活動も大いなる盛り上がりを見せました。「戦争反対」「平和を守れ」といったスローガンが響き渡る中、日本国民は再び「戦争」について思いをはせることとなりました。

その一方で、私たちは「戦争」について反省の念を抱きつつも、「戦争」について深く考える機会を持たずに来たのではないでしょうか。「日本はどうしてアメリカと戦争したの?」もしこのように尋ねられたら、皆さんは自信を持って答えることが出来ますか?日本人は幸いなことに、戦後70年間「平和」と「繁栄」を享受してきました。しかし私たちは「戦争はいけない」という倫理にこだわるあまり、「どうすれば戦争を避けられるか」を考える努力を怠ってきたのではないでしょうか?

第二次世界大戦後40年の節目に、当時の西ドイツ大統領ヴァイツゼッカーは『荒れ野の40年』と題する演説を行いました。その中で彼は次のような言葉を残しています。「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」と。

今回は、昭和戦前期の日本政治外交史をご専門としている歴史学者・井上寿一さんをゲストにお迎えして、戦争が起きる背景・構造について考えていきます。昭和期、日本は戦争に向かって一直線に向かっていったのか?戦争を避けるほかの選択肢はなかったのか?歴史の分岐点を考える力は、きっと現在を生きる私たちがより良い選択をするのに活きるはずです。

歴史を学ぶとは単に知識を得ることではなく、「なぜなのか?」と歴史に問いかけ続けることだと思います。改めて歴史を考えるヒントを、カタリバ大学で探してみませんか? (文責:木元隆雄)

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◆日時:2016年12月4日(日) 15:00〜18:00(開場14:30)
◆場所:高円寺コモンズ
東京都杉並区高円寺南3-66-3高円寺コモンズ
(JR中央線・総武線「高円寺」下車徒歩約5分)
https://www.katariba.net/access/
◆ゲスト
井上寿一さん
1956年東京都出身。81年一橋大学社会学部卒業。86年一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得。89年・法学博士(一橋大学)、同年学習院大学法学部助教授。93年より同教授。研究テーマは近現代日本政治外交史。2014年4月に学習院大学長に就任。

◆企画内容
・井上さんによるご講演
・参加者ディスカッション

◆運営
学部長:木元隆雄
事務局:今村亮、米田瑠美

学長:寺脇研(カタリバ大学学長)

◆参加費
中高生:無料 大学生:500円
社会人:2000円
大学生カタリバキャスト:無料
社会人カタリバキャスト:1000円


◆懇親会
カタリバ大学終了後、18時から19時まで高円寺コモンズで懇親会を開催します。

参加費 中高生 無料 学生500円 社会人3000円


◆お申込

◆主催団体 認定特定非営利活動法人カタリバ

◆お問い合わせ ご意見、ご質問などあれば、
y.hakuta★katariba.net(担当:木元)までお願いします。
※★を@に変えてお送りください。

※募集は終了しました。

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