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参加者やメンバーの意識が場を育てる〜同じネタに対する反応の違いを目の当たりにしたことで考えてみた〜

とある会議で各メンバーから感想を共有してもらった際、同じ空間で同じ時間を共有しても、そこでどこに注目するか、そこから何を得るかは人それぞれなんだなって改めて感じた。そして、ちょうど今朝voicyで聴いてたネタにも通じる部分があったから、今回はこのネタに。
十人十色とか千差万別ということが言いたいわけではなく、日常生活の様々なシーンから学びを得ることはできるっていうこと、そのためにはどんな意識が必要なのかということについて考えてみた次第。

当たり前のことかもしれないけど、たとえ同じ場所で同じ内容の話を聞いたとしても、それを聞く人によって、注目するポイントや、印象を受けた点や、そこから得た気づきなどは、様々だ。
また、同じ人物であっても、以前とはそれらが違うっていうこともある。同じ本を読み返した時に前回と違う印象を受けるとか。
どちらにも共通しているのは、発信する側の意図がすべてではなく、どちらかというと、受け取る側の意識によってその価値みたいなものが左右されることが多いってこと。

もちろん発信する側は受け手のことを意識して、伝える内容をうまく編集する必要はあると思うけど、今回そっちのことは置いておいて、受け手に注目したい。

例えば、ちょっとした講演会の場や授業、各種教室などを想像しながら考えてみるとイメージしやすいかも。
参加者の多くがこんな状態だとどうなるか?
意識が低い、やる気がない、興味関心がない、無理やり参加させられている等々。
こんな参加者ばかりだと、当然その場の雰囲気はあまり良くないだろうし、その環境や機会に対する参加者等の満足感は低くなるだろう。
その一方で、参加者の多くがこんな状態だとどうなるか?
目的意識が高い、貪欲に吸収しようとしている、興味津々、成長意欲満載等々。
参加者やメンバーの多くがこんな感じであれば、おそらくその場や環境の質や熱量は高くなるだろう。

参加者というのは、その場の状況的には何かの受け手みたいな位置付けかもしれないけど、例えばアウトプットのためにインプットをしているとか、様々なことから貪欲に学びたいとか、何でも自分の仕事に活かしたいとか、参加者自身にそういう姿勢があれば、その場へのは十分貢献できると思う。それが、聴く姿勢や態度、話に対するレスポンス、質疑の内容や質など、色んな部分で場の雰囲気づくりに違いを生み出す要因になるという意味で。
この辺の感覚は、講義する側を経験したことのある人なら、よく分かると思う。ほんとに違うので。

つまり、参加者やメンバーの意識が場を育てる。みたいな感じかな。

学びや成長に対して貪欲な参加者やメンバーが多くなればなるほど、その場は育ちやすくなるし、結果として個々の参加者がその場から得られるものも大きくなる。
だからこそ、個人としては学ぶ姿勢や活かす姿勢を常にもっておくことが大切だと思う。結果的にはそれが自分自身にも返ってくることだし。

で、これって、リーダーシップや主体性にも重なる部分があると思う。

ということで、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

追伸:日中に今回の文章の骨格をささっと書いておいたんだけど、夕方の会議で先日の研修の話題になった際、似た感じの話がでてきたのでタイムリーだなって、個人的にビックリしました。



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