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僕が推してるサッカー選手は「MIZUKI」

僕はこの選手のことを彼がサッカーをはじめる前から知っている。
小さな頃からとにかく運動神経抜群で、とくに何も教えなくても見様見真似でなんでもできてしまうタイプだった。そして、とにかく気が効くタイプだったし、何がどこにあるかとか常に周囲のことを把握しているタイプだった。あと、お金を数えるのが好きだったようなw
保育所時代から悪ガキ軍団を束ねるようなポジションで、悪ふざけして目をつけられることも多々あったけど、押さえどころはしっかりしていたし、仲間思いで男友達から好かれるタイプだった。結構イケメンだけど、近寄りがたい雰囲気出してることが多い(ツンデレタイプ)ようで、残念ながらモテるタイプではなかったみたい。

そんな彼がサッカーをはじめたのは、小学1年生のころ。当時はテニスがしたかったみたいだけど、4年生になる兄が近所のクラブに入ったタイミングで一緒に入ることに。
その後のサッカー人生については、以下の記事を読んでいただければと思う。

本格的に試合に出はじめたのは、リーグに所属するクラブに移籍した4年生から。そこからは、彼が出場する試合をとにかくたくさん観させてもらったし、そこでたくさんの興奮と喜びをもらった。これだけ感情移入できるスポーツ観戦は他にないっていうくらいwww

その一方で、↑の記事にも書いているように悔しい思いをしたこと、モヤモヤしたことなど含め、親子で一喜一憂することがたくさんあった。そして、様々なターニングポイントもあった。
そういう意味で、決して順風満帆とは言えない部分もあったけど、頼もしい仲間の存在や、常に彼のことを気にかけてくださる熱い大人のみなさんによるサポートや見守りのおかげもあって、全てのことを糧にしながら、これまで何があっても腐らず常に前を向いて成長してきたのが「MIZUKI」だ。

U15最後の大会を終え、11月には所属していたクラブチームが解散消滅(これも結構な衝撃w)したものの、その後は次のステージとなる高校サッカーの世界でプレーすることを目指し、ある程度志望校も絞り込んでいた。そして、そこでのありがたいご縁もあり、これまでとは違う形でトレーニングを続けていた。そういったことも経験したおかげで、ようやく自らの強い意思で、力強い一歩を踏み出し、歩みはじめることができたと思う。

そんな矢先のこと。
サッカー推薦のお話をいただいていた県外の高校の推薦入試を受け、先日合格通知をいただいた!少数精鋭で比較的新しい野心的なチーム。監督の雰囲気、選手たちの雰囲気、練習環境がすごく良くて本人は選んだみたい。僕も嫁さんもその決断に賛成して応援していた。(※当然ながら、嫁さんは県外に出すことに、最初は少し抵抗があったみたいだけどw)

よし、これからだ!そう誰もが思っていた。
合格したことは、その日の夕方LINEでの報告によって知ったため、帰宅したらお祝いだ!って思ってた。卒論指導パンパンで帰りは遅くなる予定だったけど。だから本人とはまだ会っていない。
そしたら、その日の夜、練習中に怪我をしたっていう連絡が。
嫌な予感。。。
ちょうど卒論指導が終わったタイミングだったので、慌てて帰宅。
ほどなくしてチームメイトのママがMIZUKIを連れ帰ってくれたので、自分の車に乗り換えて嫁さんとともに救急病院へ。
レントゲン撮る前に患部をみた時点で閉口。。。
肌を突き破りそうな勢いの突起が。。
結果、右鎖骨骨折。。。
レントゲンをみせてもらったら、一直線の骨が「Z」になるという衝撃的な折れ方をしていた。
翌朝、再度整形外科医の先生による診察を受けた結果、手術を受けることになり、即入院。

なんか慌ただしい数日間だったけど、その間、やはり彼はいろんな人から見守られているなぁってことがたくさんあった。救急の受付をしてくれた看護師さんが保育所時代の同級生のママだったり、精密検査した際の技師の方が最初のチームで仲良しだったチームメイトのパパだったり。これまでお世話になった方や、今お世話になっている方や、これからお世話になる方も心配してくださって、色々と気にかけてくれた。本当に感謝だ。

そして、本人にとって一番救いになったと思うのは、進学予定の高校のサッカー部の監督からの彼への期待の言葉と以下の伝言。
「とにかく焦るな。全く心配ない。出遅れるとかもないから大丈夫。」
この言葉で本人も完全に前を向くことができたんじゃないかと思う。
そして、古くからの仲間たち、新たな仲間たちからの激励やLINEのやりとりのおかげで、以前の元気を取り戻せたんじゃないかと思う。

とにかく、このタイミングでこうなったことには、きっと今後の彼の成長にとって、大きな意味があるんだろうと思っている。そして、彼をより強くするんだと思う。整理がつくつかないは関係ない。とにかく、意味がある。前を向くだけ。

おそらく、これまでのサッカー人生のなかで最大のピンチだとは思うけど、
「ピンチはチャンス」
ってことで、これまでそうしてきたように、逆境を跳ね返して、巻き返してくれることを期待している。
ヒーローは遅れてやって来る的な感じでwww
そんなデビューを楽しみにしておこう。

本日、無事退院して我が家に戻ってきます。

将来どこかのチームでファンを魅了する男。
それが「MIZUKI」

みなさん、応援よろしくお願いいたします!

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