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まちの香り

今回のネタ、メモ帳にキーワードが書いてあったものの、どのタイミングでメモったのか覚えていない。おそらくcafe causaでのやりとりがきっかけだとは思うけどw

前職時代、まちに関する考察的な文章を機関紙に投稿したことがある。
今回のタイトルをキーワードにした経験談的な内容を導入文として。
どんな文章を書いたかはハッキリ覚えていないけど、ざっくりとこんな内容を詰めていたと思う。

僕は大分市で生まれ、物心ついたころには北九州市で暮らしていた。
そして、子どもの頃からずっと抱いていたある感覚があった。
家族で遠出して帰宅する際、決まってあるエリアを通過するタイミングで、北九州に戻ってきたと感じる感覚。においや香りに近いような、身体全体を包み込む空気感のような。

時を経て、自分自身が親になり、新幹線で家族旅行に行った際も面白いことがあったのを覚えている。
帰りの新幹線が小倉駅に到着し、当時まだ小学校低学年だった長男くんと、保育所通いだった次男くんがホームに降り立った瞬間のできごと。

まずは長男くんがひとこと。
「やっぱり俺たちの空気はいいねぇ」

それに呼応するように次男くんがクルクル走り回り、その後、なぜか二人してピョンピョン跳ねて小躍りしはじめた。

この光景をみた瞬間、いいセンスしてるなって思った。
まさに郷土愛の醸成中って感じで。

今の仕事をしていて再認識したことがあるとすれば、こういう部分の重要性。
おそらく、街にどっぷりつかることで、こういう感覚が芽生えるんじゃないかと。足繁く通うことで、ふとした瞬間に、ホーム感が自分の中で芽生える感じ。
この感覚って大事だと思っている。

そんなことを思い出すきっかけになる今回のキーワードでした。


ということで、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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