見出し画像

【経験学習】#で♭な場のつくり方

最近全然寒くないですね。今日も20°C超えた時間帯もあり、12月とは思えない感じ。とはいえ明後日からは急激に寒くなるようなので、着る物には注意が必要。

さて、今日は金曜日ということで、夜はcafe causaでの社会勉強タイムです。そして、おそらく今宵はうちの長男くんが予備校帰りに晩ご飯を一人で食べにくると思います。(嫁さん飲み会、次男くん友人と晩ごはんっていう状況を知って、今朝本人が言ってたw)
それを聞いた僕は、ついに、こんなことまで起こるようになっちゃったって感じてた次第。そんな今朝の一幕を思い出してホッコリしていたら、ふと、サードプレイスの考え方と関連づけてみたらどうなるんだろう?と思ったので、今日はそのことについて書いてみようと思う。


1st Place, 2nd Place, 3rd Place

一般的に1st Placeは生活の基本となる自宅、2nd Placeは職場や学校など自宅以外に長い時間を過ごす場と言われており、それに対して3rd Placeは、1989年に出版された「The Great Good Place」という著書のなかで、アメリカの社会学者Ray Oldenburgが提唱して注目されはじめた、新たな場に対する概念とされている。詳しくは、その著書を読むか、ググってみてくださいw

そんな観点で自分自身の身の回りにある場について考えてみた。

どこかの記事でも書いたけど、我が家は家族総出で街に入り込む系で、息子たちが小さなころから、魚町サンロード商店街および小倉祇園太鼓鳥町四丁目チームの皆さんにはお世話になっていた。だから、僕自身は、住んでいる場所以外にも、ホームグラウンド的な場があるっていう感覚を持っている。おそらく家族にとってもそうだと思う。
つまり、僕と家族にとって、感覚的な面や関わり方の面で、サンロードは1st Place的な場だということ。
(話はそれるけど、子どもたちの教育という意味では、小さなころからそういう場で色んな大人との接点を持たせてあげられるというのは、すごく大切なことだし、その子の成長に大きく寄与する環境要因になると思っているので、こういう場があることに感謝している。)

そして、causaで社会勉強を始めてからは、毎週金曜日にそこにいるということもあって、徐々に友人・知人・教え子たちがその日をめがけて会いにきてくれる感じにもなってきた。cafe causaという場自体、多くのお客さんにとっては、3rd Place的な位置付けの場だと思うし、店主の遠矢さんにとってはそういう場を創って育てている感覚なんじゃないかと思う。
ただ、そこに身を置かせてもらっている僕との関係性によって、瞬時にできあがる仮設的な場というのは、会いにきてくれる人にとって色々な意味を持つんじゃないかと思った。現役学生にとっては大学の延長という意味で2nd Placeかもしれないし、OB・OGにとっては帰ってきたっていう意味で1st Placeに近い部分もあるかもしれないし、友人・知人にとっては付き合い方によって1st~3rdまでありえるかもしれない。
とはいえ、どの場合もピッタリこれだ!っていう訳ではない。もちろん、厳密に区切る必要もないと思うけど。

入り込むだけでなく共存させてもらう

「じゃあ、俺、夜は晩ごはん食べにcausaに行くわぁ」という長男つばさの言葉を通じて、僕が1年間積み上げたことの意味みたいなものの一端を垣間見ることができた気がしている。
これまでやってきた、街に入り込むというのだと、そこに行く頻度や関わり方の密度は高いものの、そこに自分自身の物理的な拠点があるわけではなかった。だけど、今回の場合は、そこにある程度決まったタイミングで身を置かせてもらうことにより、一時的ではあっても自分自身の物理的な拠点をそこに創り出せるってこと。

それと同時に今回の僕のように、既存の場に共存させてもらうことで、色んな人にとって、その場の意味を少しだけ多様なものにしてくれてる効果があるんじゃないかと思った。
これはすごく大きなことだと思う。自分でどこかのスペースを借りて場をつくるのとも違うっていう意味でも。

長男つばさにとって、cafe causaという場がどんな意味を持つ場だったのかは分からないけど、今回については、その言葉のなかに、家に帰るってニュアンスが確実にプラスされていたように感じたからこそ、そんな風に考えた次第。

ハードル低めだけどひと味違った場づくり

で、ちょっと強引にこれまでの話をまとめてみる。
ある一定のコミュニティを形成している場に、その主体であるオーナーと共存する形で、それ以外の特定のコミュニティを有する人が身をおくことで、後者のコミュニティの人たちにとっては、従来の1st-3rd Placeとは少し違った「シャープ(#)でフラット(♭)」な感じの多様な意味合いの場を創り出せるんじゃないか。
そんな風に考えた。

なんか、いつもと違う。けど、なんかいい。
僕にとっては音楽記号の#や♭がついた音のようなイメージ。
こういう場って面白いと思いませんか?

今週も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?