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「日刊ゲンダイ 人間百景」でご紹介頂きました!(後編)

2022/2/19発売の日刊ゲンダイ(2/21号)にて先週に引き続きご紹介頂きました!今回は後編です。(前編はこちら

高解像度「日刊ゲンダイ(紙面)後編」

(画像出典:日刊ゲンダイ2022/2/21号)

全文は以下から。

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(画像出典:日刊ゲンダイ2022/2/21号)


今までは身近な人が刀を敬遠する事も多かったと聞きます。
お爺さんは刀大好きだけど、お婆さんは大嫌い、みたいな。
それは人それぞれの感性の違いという所も勿論あると思うのですが、幼いころからのドラマなどによる刀のイメージの植え付けというのも強い気がしています。(例えば妖刀とか人殺しの道具とかとして)
お爺さんは刀を手にとり見方も分かっているから刀は美しいと思う、しかしお婆さんは人を殺すものなど怖くて見れない、と見もしないで一蹴する。
そのような人に「持って見て、綺麗だから」というのは実にハードルが高いと思います。9割方断られるでしょう。
それであれば、最初から美術館のように部屋に飾って置いておけばいい。
刀を手に取らなくても飾った状態で刀の良い所を生活の中で何度も見せていれば、「怖いけど綺麗なのね」と、綺麗な側面も知ってもらえる可能性は上がります。
人は何度も見た物に愛着が沸くという習性があるようです。

最近は若い人の中で刀剣ブームが続いているので日本刀の美術的な側面にフォーカスされる特集番組も増えてきました。
その為若い人の中では刀のイメージが人殺しの物という事は減ってきていて最初から綺麗という視点で見ている人が多いように感じます。
それはとても追い風に感じます。
しかし刀に興味がない人はまだまだ圧倒的に多く、その人達に興味を持ってもらうには、刀を好きな人が日常の中でなるべく自然な形で他の人の目に「本物の素晴らしさ」を入れてあげる必要があると思っています。

私は刀の展示ケース作りを通して、刀に興味を持つ人を増やし刀の需要を底上げしたいと思っていますが(それが刀を次世代に繋ぐ事に繋がると考えている為)、その為にはインテリアとして飾りたくなるケースが必要だと思っています。
美術品のような素敵な物はちゃんと目に付く所にないと魅力が伝わりませんから…。

この仕事は今年で4年目になりますが、刀が好きでなかったらとっくの昔に心が折れていた気がしています。
このブログも毎日書き続けて600日を越えましたがそれはやはり刀が好きだからこそ続けられている気がする。
続けていると有難い事に業界の方はじめ、出版社やWEBメディアの方、実に様々な業種、年代の方が読んで下さっているのが分かる。
共感します!応援しています!と言って下さる時はそれこそ続けてきて良かったと思うし、飛び跳ねるくらい嬉しくなる。

しかし同時に少なからず遠回しに批判を受ける事もあるし、ありもしない事を風潮されたりする事もあります。
なので最近は発信する事自体がリスクというか気を重くする事が多々あります。きっと影で私の発信を良く思っていない人もいる事でしょう。
こういう事が第3者なりから分かった時というのはそれこそ凄くショックではあるのですが、それでも何やかんや続けているのはやはり刀が好きなんだからだと思います。
人間関係は難しいですね。特に相手の顔が分からないと尚の事…。

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今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

前編は以下からどうぞ

ヤフーニュースの方でも全文見れます。


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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

プロフィール_1

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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