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刀装具の入札鑑定や紙上鑑定があってもよさそうな

ふと思ったのですが刀の入札鑑定は全国各地で開催されていますが、「刀装具の入札鑑定」、もしくは「紙上鑑定」ってないですよね。

鐔だと見える部分に銘があったり、目貫で裏に短冊銘が入っていたりするので入札鑑定となると使える刀装具がある程度選ばれてしまうというデメリットもありそうですが。
紙上鑑定であれば銘を隠せるので出来ない事もなさそうです。
ただ細部までは見れないので特徴やヒントなどを文章ベースで書く必要が出てきそうですが。

折角なのでやってみます。
画像は真玄堂さんのinstagramから拝借しています。


以下は誰の作でしょう?

赤銅魚々地、金文高彫色絵、中央からやや右に牡丹喰獅子を据え、裏板金地、右下棟寄りにやや大振りで二字銘(花押)がある。
後藤家には見られない独特の紋を身体に据え、獅子の眼光は鋭く、爪は内側に力強く巻き込み豪放さがある。
獅子はじめ馬や虎などを正面或いは背面から描いた小柄の構図は非常に斬新で後世の金工に大きな影響を与えた。

(画像出典:真玄堂instagram
(画像出典:真玄堂instagram
(画像出典:真玄堂instagram
(画像出典:真玄堂instagram



正解は…





横谷宗珉でした。

まぁ何というかこれが楽しいのか分かりませんが、然るべき特徴やヒントが専門家の方からもっと適切に細かく書かれていたとしたら、見極め所なども勉強になりそうですし結構良い勉強方法になりそうな気もします。

という事で紙上鑑定であればある程度出来そうな気もします。
但し刀と違い画題がしっかりあるので本などで調べたら割と直ぐに答えが出てしまいそうではあるので、その辺り刀とは少し違った感じになるかもしれませんね。
…と、そんな事をふと思ったのでした。
そもそも刀装具好き人口が少ないのもこれらが無い理由として1つありそうですが。


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