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日刀保審査、受付数に上限が設定 (2023年11月受付分~)

※本ブログは2023/7/18時点の情報です。今後変更になる可能性がありますので、最新の情報を必ず追うようにしてください。

「刀剣美術  令和5年7月号」にて重大告知が行われました。
2023年11月受付分(10月事前申請開始分)より審査受付件数に上限が設けられることになったのです。

刀、刀装、刀装具の上限は以下の通りです。
尚ネット申請と書面申請それぞれに上限が設けられるようです。

■審査1回あたりの総上限数
刀  :約1600件
(ネット申請約1400件、書面申請約200件)
刀装 :約100件
(ネット約80件、書面約20件)
刀装具:約750件
(ネット約650件、書面約100件)

※明確に決まっているわけではなく「おおむね」らしいです

保存・特保審査と、重要、特重審査で上限数が変わるのかなどの詳細はまだ分かりませんが、基本的には申請順(つまり早い物順)になる予感もしています。
申請受付期間がスタートしたら直ぐに申込をした方が良さそうです。

刀剣美術には上限設定の理由を「審査受付数の増加により期間内に審査が困難になっていることや、保管庫の収容可能数の問題、審査の万全と業務効率化の維持」を挙げています。
噂レベルではありますが、確かに保存・特保審査などは審査物件が2000件に達していたとも聞きます。
以下の審査数を見ると、保存や特保は3~8名で見ているので流石にこの数をこの人数で見切るのはかなり大変そうというか、今まで良く出来ていたなと称賛したい位です。
ですので今回の審査上限数の設定は必然というか、しょうがないと私は感じます。

(画像出典:「公益財団法人日本美術刀剣保存協会 審査規程」より)


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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑

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