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成木鐔①尾張写
今回縁があり給付金で買える程度の比較的お手頃な値段の鉄鐔を買いました。
現代鐔工の成木一成氏による鐔で、通称「成木鐔」とも呼ばれています。
現在は消息不明らしく、既に亡くなられているのでは?とも噂されていますが、実際の所は分からないようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1650200932685-P2VPcxZ7jl.jpg?width=800)
①成木氏について
成木氏は古い鉄鐔の復元に情熱を捧げ、自ら材料となる砂鉄を全国各地から採集、自家製たたら製鉄によって赤坂鐔や尾張鐔、金山鐔、肥後鐔などの再現を目標に活動。
表面処理の焼手腐らかし技法の復活にも挑戦し成功するなど、独自の鉄鐔の世界を展開したようです。
過去には鉄鐔の代名詞とも言える信家写しなども作られていた様子。
(左)「へし切長谷部」に附帯する金霰鮫青漆打刀拵の信家作の鐔
— つるぎの屋@日本刀買取専門店 (@tsuruginoya) December 6, 2017
(右)成木一成師作の信家写し
先日、お客様にお譲りさせていただいた成木一成師作の信家写しの鐔
斧を陰透にし、髭題目の文字を毛彫りに見事な構図の鐔。
どこかで見たことがあると思っていたら「へし切長谷部」の拵の鐔の写しでした pic.twitter.com/PgrwAbXfwc
2017年には岐阜県博物館で展示会なども行われたようです。
岐阜県中津川市在住の鍔工成木一成の鉄鍔を企画展示室にて展示中,孤高の鍔工渾身の名作群をご堪能ください。 pic.twitter.com/wFwfM95yYW
— 岐阜県博物館【公式】 (@gifukenpaku) August 12, 2017
②購入した理由
さて購入した理由ですが、3つあります。
成木鐔を購入した理由
①鐔用展示ケースを作るに当たり鉄鐔を飾った時の見え方を確認したかった
②現代の錆付がどのような風合いのものか覚えたかった
③現代の鐔工を代表する方なだけに1点欲しかった
③詳細画像と共に所感など
表面
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