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古墳時代の鐔①

個人的には桃山時代もしくはそれより時代の上がる鐔が好きなのですが、中でも一番古いのがこの古墳時代の鐔です。

そう…鐔は実は古墳時代から既に刀身に付いているのです。

(画像出典:古墳時代の直刀 メトロポリタン美術館所蔵

そして面白い事に古墳時代の鐔には銀象嵌が施されている物が多く発見されています。七星剣などにも象嵌は見られますが、古墳時代から既に象嵌技術があったのですね。


(画像出典:文化遺産オンライン 鐔
(画像出典:文化遺産オンライン 鐔
(画像出典:文化遺産オンライン 鐔


以下は、小丸山古墳から出土した鐔のX線写真を撮った物だそうですが、X線により銀象嵌が錆の底にあるかを見る事が出来そうです。

(画像出典:小丸山古墳出土品(その1 武器) 銀象嵌装大刀

画像出典元のサイトを見ると、以下が書いてあります。

大刀に装着されていたであろう鍔(つば)が5点出土していますが、そのうちの1点には、特殊な加工で貴重な装飾である「銀象嵌(ぎんぞうがん)」が施されていたことが、平成27年度の調査で確認されました。

この事から古墳時代の鐔に必ず銀象嵌があるとは限らず、むしろ銀象嵌の入った物は貴重である事が想像されます。

そしてこういった古墳時代の鐔というのは殆どが美術館に収蔵されているのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、そんな事はありません。
例えば、

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