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旧式の「卓上刀箱1.0」を手直し

現在は製作をしていない旧式の卓上刀箱1.0ですが、4年程前一番最初に制作した試作機のみ手元に残っている状況でした。

最初の試作機ということで少し問題もあり個人的には進んで外に出したくはなかったのですが、問題点を伝えてもそれでも欲しいという方がいらっしゃったのでお譲りする事に。
ライトは当時はまだ電池式のものを使用していましたが、この4年でライトも進化しているので折角なので充電式ライトに替える事にしました。

磁性があるのでケースの天面に貼り付きます。

iphoneの充電と同じように充電出来ます

ライトは左右のボタンを押す事で3色、青っぽい白、白、オレンジ、に切り替えが可能。

青っぽい白
オレンジ

人感センサーで人が近づく時にオン暫くするとオフという事も出来ます。
勿論常時オンも出来ます。
電池の時は40時間位だったのですが、充電式だと60時間位に伸びました。

光がしっかりと拡散されているので地鉄も良く見えます。

新しくした充電式ライト

参考までに以下は4年前のライトの見え方です。
縦方向に幾重もの線が入ってしまっていましたが、それが無くなったのがお分かり頂けるかと思います。

4年前のライト。縦方向に幾重もの線が入ってしまっていた。


他にもアクリルパネルが傷だらけだったので、そこも新調する事にしました。
こちらはまだ製作中ですが、パネルを変えれば結構新品のように生まれ変わるのではないかと想像しています。
喜んで頂けると嬉しいのですが。。


因みに旧式の1.0は薄型だった点が特に人気なようでした。
スポットライトをケースに付けず、外部から光を当てるなど機能を割り切ったことで薄くしていました。

部屋の天井など外部からスポットライトを当てる事で刃文が鑑賞可能に。


この旧式について時々「もう製作しないのか?」というお問い合わせを頂く事もあるのですが、結論からいえば改良した結果が現在の2.0であるので、似たような薄型の物を新規で考えて製作する事はあっても、同じものを製作する事はもうありません。
現在製作を受け付けているのは以下の卓上刀箱2.0のみになります。
1.0の在庫もありません。
申し訳ございませんが御理解頂けますと幸いです。

ケースにスポットライトが付いているので置くだけで刀文や地鉄が鑑賞可能です



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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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