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「刀とくらす。」というコンセプトワードについて

以下のように3/16~3/23に伊勢丹で刀展示ケースの展示会を行います。

それに伴い現在会場で配布する為のカタログやポストカードを製作しています。

・カタログ

カタログを作る上で悩むのがやはり構成の部分。
刀の展示ケースは照明などの機能面にもこだわって作っている(制作時はそこに一番時間をかけた)ので、そこを伝えたいという自分の想いはありつつも、そこは載せずに「刀とくらす。」という自分の大事にしているコンセプトを重点的に伝える構成にしました。

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人が機能に興味を持つのは第一印象で良いなとか、気になると思った場合のみなので、そこを無視して「この機能を見て!」ばかり書いても恐らく誰も見てくれないし響かない。
これは良く言われる日本製品あるあるで、iphoneが出た時にこれが露呈しました。
日本企業が「携帯のカメラ性能が飛躍的にアップとか通信速度アップ」と言っている中でアップルは「スマートフォン」という新しいワードを作って、その製品を使う「生活」部分にフォーカスを当てた広告作りをしてました。
つまりスマホを使う事でこれだけ生活が変わるから想像してみてみたいな。
(当時は自分含めほとんどの人がこの生活の変化を予想出来ていなかったわけですが…)
そしてスマホという新しいワードをアップルが作った事で皆が「スマホ」と話題に出す度に自然にアップルに結びつく導線が出来上がっていました。
新しいワードにはそれだけの威力があります。
それだけインパクトのある説明を先に受けると、自然と製品の機能にも興味が出るので気になった人は勝手に調べてくれます。

流石にアップル程の威力は微塵も無いでしょうが、そういう意味で展示ケースの機能部分はカタログ内にごちゃごちゃ書くのは止め、「刀とくらす。」というワードを新しく作って、その製品(展示ケース)を使う生活部分にフォーカスした作りにしました。
(但しQRから飛ぶことで機能は見れます)

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時間と共に「刀とくらす」と「刀箱師」が結びつくと嬉しく思います。
それ以外にも自分のやっていることを一言で、イメージしやすい形で初めての人に伝えたいと思った時に、「刀とくらす」というワードはしっくりきます。
やはり自分の目指しているところは刀の展示ケースを作る事よりも、刀とくらす生活を提供する事だと思っている為。
そして恐らく5文字以下でシンプルに伝えるのは不可能です。
メディアで取り上げてもらう時にも使いやすい言葉にしたつもりです。

なんとその後フジテレビMrサンデーで取り上げて下さいました!(※2021/5/8 追記)
https://note.com/katana_case_shi/n/n63b3e5dc5839


・ポストカード

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ポストカードは小さいので結構色々な人から人気な気がします。
太刀を刀置きしているのは個人的な趣味です(刀身と拵えでハの字型に広がって見えるのが好き)
普通に下の方が良かったかも。

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因みに前回は以下のデザインでした。

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気に入っていたんですが、飽きたので新しくしました^^;
一応QRから私のHPに飛ぶことが出来ます。

どちらも会場で配布しますので、良ければ遊びに来てください^^


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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