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刀の入札鑑定用語がむずかしい

刀の鑑定と聞くと身構える人も多いのではないでしょうか?
当たっても当たらなくても刀見れて楽しめれば良いという人も多いと思います。私もそうです。
でも刀を見て時々これは絶対この刀工だろうなって、ひらめく時があると思うんですよ。
私も時々あります。
そしてそうゆう時って当ててやろうと思うわけです。
ドヤろうと思うわけです。
自信満々に紙に書いて採点する方に渡します。
そして一言。

「イヤ」。

イヤってなんだよ?!鑑定イヤっていう意味か?!
このようにツッコミを入れたくなる人もいるかもしれません。
今回は入札鑑定した際に返ってくる言葉の意味について書きます。

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①パターンは全部で6種類

下に行くほど点数が下がります。

・当(あたり)

刀工の個名まで当てたという事。素晴らしすぎます。(鑑定は終了)
例えば正宗が正解だとして、正宗とずばり当てた場合。

・同然(どうぜん)

個名は外してるけど、兄弟や師弟の作などの場合。
例えば正宗が正解だとして、貞宗に入れたら「同然」。
ここまで当たれば正解と見なされます。(鑑定は終了)

・能候(よく)

同じ国の刀工ですが兄弟や師弟の作でない場合。
はずれと見なされますが、もう少し頑張れば当たるはず。(鑑定継続)
例えば正宗が正解だとして、秋広に入れたら「能候」。
正宗、秋広共に相模国ですが、兄弟や師弟ではありません。

・通り

国は違いますが、同じ街道の刀工。
例えば正宗が正解だとして、村正に入れたら「通り」。
正宗は相模国、村正は伊勢国で違いますが、東海道という街道はあってます。
だいぶ近づいているので取りあえず国を当てに行きましょう。(鑑定継続)

・イヤ

街道も違います。(鑑定継続)
例えば正宗が正解として、志津兼氏に入れたら「イヤ」。
正宗は東海道、志津兼氏は東山道になり、違います。
街道については以下記事をご覧ください。覚えないと難しいです。


・時代違い

刀の製作時代(古刀・新刀・新々刀)が違います。(鑑定継続)
正宗が正解だとして、清磨に入れたら「時代違い」。
正宗は古刀、清磨は新々刀だからです。


②終わりに

個人的には時代が合っていれば万々歳かなくらいに低い意識で入札鑑定を楽しんでいます。
それでも十分難しいですが、時代だけでも合ってると嬉しいものですよ^^
我々は素人なので目標は低く持ちましょう!笑


今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はハートマークを押してもらえると嬉しいです^^
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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