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刀箱師の日本刀note(初月無料!過去記事も読み放題)

日本刀の奥深さや面白さ、購入するに当たって持っておいた方が良い知識などについて日々発信しています。 今まで820日以上毎日刀についての記事を更新してきましたが、ここでしか書けない…
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2023年8月の記事一覧

古金工(素文鐔)①

室町から桃山時代にかけての打刀拵に付けられたと思われる鐔を手にした。古金工鐔とすべきか悩…

蝦夷目貫④ アメリカ帰りのムササビ目貫

アメリカにあった蝦夷目貫を購入し日本に買い戻した。 非常に薄造りで軽い所から古さを感じ、…

蝦夷目貫③ リバイバル

「リバイバル」とは過去に人気のあった作品や流行がふたたび注目され復活するという意味である…

未来へ繋がれる日本刀

未来へ繋がれる日本刀、と題してみたが必ずしも良い物だけが未来へ繋がれていくわけではない。…

やたら薄い目貫

板厚の薄い目貫は古い時代のものと見る、というのは定説であると思うが、 中でも反対の凹凸が…

海外の刀剣販売サイト②

日本には言わずもがな世界で一番日本刀のお店、もしくはサイトがあります。が、海外にもお店は…

後藤祐乗② 獅子と龍から見る手癖

本日真玄堂さんのinstagramに後藤祐乗の一匹獅子目貫がアップされた。 図録などを見てもここまで詳細な画像は無いから非常に有難い。 今回は祐乗の一匹獅子目貫と這龍目貫を比較する事で祐乗の手癖的なもの(類似性)を探れないか?という趣旨で書く事にする。 その前に、私個人の祐乗作への向きあい方、というか考え方について書いておこうと思う。 まず祐乗の見極め所は「後藤家家彫亀鑑」にて世に広まったとされている。今現在はここに書いてある内容も間違いがあるというのが定説のようである。

蝦夷目貫② 山銅と四分一の見た目の違い

蝦夷目貫の材質を調べていると、鑑定書付きのもので「山銅地」「四分一(朧銀)」「金銅地」と…