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光を写す
モノを写すのではない。
光を写すのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1680871957803-GGgPCuHdie.jpg?width=800)
考えてみれば
モノが見えたり
写真が写るのは
光があるから。
もう50年以上も前
新聞配達のアルバイトして
一台の一眼レフカメラを買った。
![](https://assets.st-note.com/img/1680872048532-a4oS55iMvS.jpg?width=800)
白黒のフィルムを
自分で現像し
そして暗室にこもり
印画紙に焼き込む。
考えてみれば
フィルムに写し込むのも
引き伸ばし機を使って
印画紙に焼き込むのも
全てが
![](https://assets.st-note.com/img/1680872186938-GMHv65HwWL.jpg?width=800)
光のマジックだった。
14歳の私は
光のマジックに
夢中だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1680872245404-PG7ycjULOR.jpg?width=800)
あれから50年。
写真はフィルムからデジタルに
変わったけれど
私の写真は
暗室で遊んだ
ブラックアンドホワイトの
世界と変わっていない。
![](https://assets.st-note.com/img/1680872299510-vNqdz0NfFm.jpg?width=800)
色の満ちた世界で
今でも私を夢中にさせるのは
白と黒の世界。
モノを写すのではなく。
光を写すこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1680872447484-Sqqs9Fk8py.jpg?width=800)
モノを写すのではなく。
光を写すこと。
14歳から私はずーっと
そのことがわかっていると
思っていた。
50年経って
わかったのは
私はちっとも
わかっていなかったということ。
そして
ようやく
ほんの少し
それがなんのことだか
わかってきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1680873101987-2dls8jkXQD.jpg?width=800)
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