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QJKJQ

佐藤究氏のQJKJQを読了、正月休み読書二冊目。
殺人一家のお話しかと思いきや…


主人公が高校生の女の子で、その家族が殺人者たちという物語。初めはグロいなあ…と思っていたが、主人公の描写やどんどん明らかになる謎。エンターテイメントとして面白かった。
前から思っていたけど、時間設定(期限)があってその濃密な数日間という話しはとても好き。寝てないとか、もう朝だ、みたいな。

父親の描写もクールでかっこいい。頭が良く、清潔で、裏では国家の黒幕の一翼を担う。しかし、最後にはまともな思考回路に戻り、疲れてしまった。

ミステリー要素やハードボイルド要素、主人公が女の子ということもあり、ポップな雰囲気も多少入り混じり、非常に楽しく一気に読める。前回読んだ『Ank』も面白かったし、佐藤究氏には今後も注目したい。

#読書

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