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【動画2本アリ】まだ、肩だけ評価してるの?結滞動作の評価と理学療法

こんにちは。肩です。

地元に出した店舗も少しづつ新規のお客様が入ってきて、いいスタートが切れました。

この調子で年内にもう1店舗出店したいと思っています。

僕は自費整体にフィールドを移す前は肩関節疾患の保存療法・術後療法を担当していて、1日平均10人以上の肩関節疾患を担当していました。

理学療法士の中でも肩関節疾患の治療経験は多いと思います。

今回は肩関節疾患を担当した時に悩む、結滞動作についてお話ししようと思います。

肩関節疾患を担当していると

痛み(動作時痛・夜間痛)がなかなか取れない
可動域制限が残る


という悩みが絶えないと思います。

日常生活動作に落とし込むと、

棚の上の物が取りにくい(屈曲制限)
駐車券を取りにくい(外転制限)
髪の毛を乾かす時に、髪をときにくい(結髪制限)
シャツをズボンに入れにくい(結滞制限)


など、その人によって困る動作は変わってきます。

初期の段階では屈曲や外転の可動域制限による生活動作への支障が多いですが、可動域が拡大してくると結滞や結髪などの、より複雑な動きを要する動作が困難だと訴える人が多いです。

私も今でも結滞動作の獲得にはかなり難渋することもあります。

もしあなたが結滞動作の獲得に悩んでいたら、是非最後まで読んで一緒に学んで欲しいです!

では、今回もお願いします!

動画でサクッと見る

文字を読むのはめんどくさい。動画でサクっと見たい!という方はこちらの動画を確認してください!

結滞動作とは?

■結滞動作時の肩甲上腕関節の動き

肩関節伸展
肩関節内旋
肩関節内転
※肩関節の動きに加えて、肩甲骨も動きます。

■結滞動作時の肩甲骨の動き

肩甲骨前傾
肩甲骨下方回旋
肩甲骨内転 or外転
※脊柱の伸展、回旋も必要です。

結滞動作の改善を狙うには肩甲上腕関節だけでなく、肩甲胸郭関節、脊柱の動きに対して理学療法を行っていく必要がありますね。

■結滞動作の制限因子

結滞動作は棘下筋、小円筋、烏口腕筋が制限因子になります。

棘下筋、小円筋は外旋筋なので、結滞動作を制限するというのはイメージしやすいですよね。

画像1

画像2

さらに結滞動作では棘下筋と上腕骨の長軸が直交するので、棘下筋は小円筋よりさらに制限因子になりやすいです。

烏口腕筋は伸展、内旋で伸張されるので、結滞動作の制限因子として見落とさないようにしなくてはいけません。

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