ドケルバン病あるあると整形外科テスト
初めまして。肩 祥平です。
今月からphysio365の土曜日担当としてライターをさせていただきます。
株式会社理学ボデイ所属で、青山筋膜整体理学BODY大阪店の店長をしながら、地元でも施術や、ダイエットジムの開設準備をしていて所謂二拠点生活をしています。
セラピストの働き方としては、少しめずらしいと思います。
個人的には2021年以内に大阪にもう1店舗と、どこかの地方都市に1店舗、合計2店舗出店することを目標に日々試行錯誤しています。
僕が書けるコンテンツの例として
■筋膜について
■整形外科疾患について
■自費整体のリアル ■店舗展開するための準備(物件確保・融資etc)
■地方でのセラピストの戦略
ザッとこんな感じです。
筋膜についてまとめたnoteがあるので、ご興味のある方は▶︎ コチラ
特に春から夏にかけて実店舗出店予定なので、物件確保や融資など今後自分でお店を持ちたい人にはかなりリアルな情報をお届けできると思います。
では、本編スタート!
意外に多いde quervain(ドケルバン)病
みなさん、ドケルバン病の患者さんを見ることがありますか?
僕は整形外科外来で6年間働いていたましたが、ドケルバン病単独で理学療法のオーダーが出たことはありませんでした。
肩関節周囲炎で介入中の方が、ドケルバン病っぽい痛みを訴えたので、主治医に相談して追加で理学療法のオーダーを出してもらった1件だけでした。
しかし、自費整体では1年間で15症例はドケルバン病のような症状のお客様を施術しています。
気がついていないだけで、ドケルバン病で悩んでいる人は多いです。
今回はドケルバン病のあるある症状と効果判定に用いる整形外科テストを紹介します。
ドケルバン病とは
まずドケルバン病について解説します。
簡単に言うと親指側の腱鞘炎です。
短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が伸筋支帯の第1区画を通過する部位で生じる、狭窄性腱鞘炎です。
第1区画ってのはここね。
狭窄性腱鞘炎というのは、腱と腱鞘の間に炎症が起きている状態です。
横から見た図だとこんな感じ。
手関節の橈側に痛みがあると、疑うべき疾患の1つですよね。
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