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ニンジャ自由研究「ニンジャスレイヤーと複数回イクサしたニンジャのまとめ」

はじめに

この記事は、ダイハードテイルズ出版局主催の「2020年夏ニンジャソン」におけるニンジャ自由研究部門参加作品として、主役であるニンジャスレイヤーと複数回のエピソードで交戦したニンジャについてまとめたものである。

私は以前、ニンジャ実況中に以下のようなツイートをした。

ニンジャ自由研究のテーマを考えたとき、上記ツイートを元に、敵ニンジャのニンジャスレイヤーとの交戦回数をまとめれば、それはそれなりの価値を持つ資料になるのではないかと思った。上位陣はある程度予想されるメンバーにはなるだろうが、細かい回数までまとめられたものを寡聞にして知らなかったからだ。

研究手法

回数カウントの際の条件は以下とする。

・ニンジャスレイヤーと対象ニンジャがイクサを構え、爆発四散せずにどちらかが撤退すれば1カウントとする(撤退のシーンが直接描かれていなくても、時系列的に後のエピソードに登場すればOKとする)。
・撤退のみならず、ニンジャスレイヤーに勝利した場合ももちろんカウントする(イグゾーションなど)。
・アイサツの有無は問わない。アンブッシュのみ、遠距離スナイプのみなども交戦とする。
・アイサツがなされたらイクサが始まったとみなし、その後戦闘行動がなかったとしてもカウントする(「アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル」のフロッグマン、ディスターブド、ノトーリアスなど)。
・多対一の状況で本人は直接ニンジャスレイヤーと戦わなかったとしても、仲間の支援などで間接的にイクサに関わった場合はカウントする(「サプライズド・ドージョー」のヘルカイトなど)。ただし、その支援がIRCやジツを用いた遠隔地からのものである場合、ニンジャスレイヤーによる爆発四散の可能性が事実上最初から存在しないのでカウントしない。また、たまたま同じ戦場にいただけで、ニンジャスレイヤーと間接的にも関わらなかった場合もカウントしない。
・この調査は敵ニンジャの強さの指針とするものであるため、ニンジャスレイヤー側に殺忍意思がない場合はカウントしない(アムニジアなど)。
・調査範囲はトリロジー時系列のエピソードとする。これはトリロジーの展開が一区切りついているためカウント及び追加検証が容易であること、またトリロジーとAoMではニンジャスレイヤーが別人であることが理由である。
・検索性の観点からtwitter連載版を元に調査した。

具体的な調査手段は、ニンジャスレイヤーWikiのエピソード一覧とTogetterまとめを参考にした、筆者の手作業による確認である。そのため、カウント漏れなどがあり得るがご容赦頂き、可能ならばご指摘頂ければ幸いである。
基準を厳しくしてしまうと、キャラクターごとにカウントされる回数も、リストアップされるキャラクターの総数も控えめになってしまい、お祭りランキング感が薄れそうなので甘くしたつもりである。
※必然的に1~3部までのネタバレを含む内容となっているので、ネタバレを気にされる方はこの先閲覧注意な。
また、カウント中に微妙なラインになりそうだと思った点を以下に注釈としてメモしておくので、気になった方はご覧いただきたい。

「スリー・ダーティー・ニンジャボンド」のフロッグマンらのアイサツは、それ以前にサヴァイヴァー・ドージョー内での和解が済んでおり、ドージョーとニンジャスレイヤーとの共闘の認識が共有されていたとみなし、ノーカウント。エピソード終了後には三つ巴のイクサがなされたとみなし、その場にいたニンジャはそれぞれ1カウント。
「ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」のドラゴンベインはほぼニンジャスレイヤーとの共闘状態であり、ネブカドネザル撃破後もニンジャスレイヤーにドラゴンベインへの殺忍意思がなかったためノーカウント。
「ドゥームズデイ・ディヴァイス」のデスドレインとアズールは、ニンジャスレイヤーとランペイジとのイクサに不干渉だったとみなし、ノーカウント。
「キョート・ヘル・オン・アース 序:エンタングルメント」においてキョート城屋根でニンジャスレイヤーを取り囲んだサンシタニンジャたちは、基準からすると交戦状態にあり中には生存した者もいる可能性があるが、名前が不明なため不問とする。
サイサムライとゴーゴンは、直接描写されてはいないものの「フラッシュファイト・ラン・キル・アタック」以前において一度勝利しているとみなす。「フォロウ・ザ・コールド・ヒート・シマーズ」における最初のアイサツはニンジャスレイヤーに殺忍意思なしだが、ラストのイクサは1カウント。
スパルタカス撃破後カスミガセキ・ジグラットに強襲をかけたニンジャスレイヤーを撃退したアガメムノンの行為は1カウント。
「メニイ・オア・ワン」のラクエリィ、「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ 【4:ザ・コードブレイカー】」のプロボットは、イクサの中で爆発四散してはいないものの、イクサの結果ほぼ死に体となっており、撤退とはみなさない。

結果

23位(1) ノトーリアス、インクィジター、ラオモト・カン、マスタートータス、インペイルメント、モスキート、ハイドラ、アブサーディティ、イグナイト、ミラーシェード、フェイタル、ネブカドネザル、スローハンド、ジャバウォック、ブルーオーブ、ランペイジ、サブジュゲイター、ニーズヘグ、ロード・オブ・ザイバツ、クリスタライズド、アイスジャベリン、ゴーゴン、ミョルニール、ロングカット、ホワイトパイソン、デソレイション、ターボアサシン、パンデモニウム、ネヴァーモア、ハイドラ、ファーリーマン、カマイタチ、ドクター・コーマ、インターセプター、フージ・クゥーチ、ダイアウルフ、リマーカブル、ベアハンター、スパルタカス、スレッジハンマー、ハーヴェスター、カンニバル、ヘヴィレイン、アガメムノン、ドーシン
各部ボスを筆頭に、ニーズヘグ=サン、スパルタカス=サンなど未だ強さの格の衰えを見せない魅力的な強ニンジャから、再登場時には既に無残な豚足死を遂げていたアイスジャベリン=サンまで幅広いニンジャがランクイン。ホワイトパイソン=サンとか正直この調査するまで忘れてた。基本的には一定以上の実力を備えたニンジャばかりだが、多数で相手取ればカンニバル=サンくらいのニンジャでも対ニンジャスレイヤー戦を一回は生き延びることができるようだ(即座に追跡されて死んだけど……)。

12位(2) ヒュージシュリケン、マスタークレイン、セントール、パープルタコ、メンタリスト、イグゾーション、ブルーブラッド、デスドレイン、アサイラム、ワイバーン、コーナラー
燦然と輝く二勝利をあげているイグゾーション=サンが堂々の風格だが、その他のニンジャも一癖も二癖もあるツワモノ揃いと言えるのではなかろうか。1エピソード内で2カウント稼いだワイバーン=サン、コーナラー=サンの実力もさることながら、部を跨いで1回ずつカウントを得たマスタークレイン=サン、セントール=サン、アサイラム=サンの息の長さもひかる。

4位(3) ヘルカイト、フロッグマン、ディスターブド、ブラックヘイズ、ジェノサイド、シャドウウィーヴ、サイサムライ、シズケサ
このランクになると、ブラックヘイズ=サン、ジェノサイド=サン、シャドウウィーヴ=サンといったエピソード主役を務められるメイン級キャラが入ってくる。その中で、全体を通しても3エピソードにしか登場しないシズケサ=サンが「レプリカ・ミッシング・リンク」で2カウントを稼いでのランクインでアマクダリ・アクシスの底力を見せた。1部最初期から最終話まで、シックスゲイツの六人として最前線での工作を担い続けたヘルカイト=サン、サヴァイヴァー・ドージョーの副将とタンク係のフロッグマン=サン、ディスターブド=サンは納得のランクインか。

3位(6) シャドウドラゴン
3部だけで6回の交戦と撤退を繰り返したシャドウドラゴン=サンが3位にランクイン。エピソードとして描写されてない分を考えると二桁は戦ってそうだ。結果的にはサイオー・ホースとはいえ、その間ずっとスレイしきれずにいたフジキド=サンの心中いかばかりだったか。
シャドウウィーヴ=サンの分と合算するかは実際悩んだのだが、いくつかの理由から別カウントとすることに。まず二者の戦闘スタイル、意識の状態の違いが大きいこと。コーナラー=サンを独立ニンジャとしてカウントするくらいの基準なので、別々のニンジャネームを持つこの二者は別キャラとして扱う方が自然だろうと。また、合算しても1位にはならなかった(タイスコアでもない)ので、「わざわざ分割したことで優勝を逃してしまった感」もなかろうということで。

2位(7) フォレスト・サワタリ
なんだかんだでサヴァイヴァー・ドージョーは2部後半あたりから非敵対的独立組織くらいに落ち着いた(フジキド=サンの認識は別として)と思っていたが、1部で3カウント、2部で3カウント、3部で1カウントを獲得し、ドージョー主フォレスト・サワタリ=サンが堂々の2位にランクイン。この辺りは、似たような準主人公的実力者ポジションだけどあくまで個人で動いているブラックヘイズ=サンやジェノサイド=サンとの違いであろうか。組織であるがゆえにニンジャスレイヤーとぶつかるが、同時に組織の存続のために的確な撤退の判断・実行ができている印象。

1位(11) ダークニンジャ
大方の予想通り(多分)、ダークニンジャ=サンが貫禄の1位。1部では「エピソード終盤、エマージェント出撃してきたダークニンジャと遭遇戦となり、イクサしたままフェードアウト」オチがテンプレの一つとして使われていた感もあり、1部だけで3位タイの6カウント。また、各部ラストエピソードには必ず刃を交えているのが、やはり元祖ライバルキャラクターとしての風格を感じさせる。

総評

実際調べ始めるまでは100以上のエピソード数の前に怖気づいていたが、結果だけ見るとリストのニンジャの数も撤退描写アリのエピソードの数もそんなめちゃくちゃ多いというわけではなかったなという印象を受けた。特に3部はエピソードの総数も多いが、ニンジャスレイヤーが登場しないエピソードも多いので意外と楽であった。とはいえ時間的にすべての対象エピソードをきちんと読み直したわけではなく「ニンジャスレイヤー」を単語検索してざっと流し読みで確認している程度なので、カウント漏れがあるかもしれない。気づいたら教えていただきたい。
ランキングの順位としては順当な結果だったように思う。ニンジャとしての実力、キャラとしての魅力が結果となって表れており、前述のとおりこのランキングに載っているだけで、基本的には相当な精鋭だと評価していいだろう。しかし逆にザイバツ・グランドマスターやアマクダリの「12人」級の実力者ポジションだとニンジャスレイヤーとあまり軽々しくぶつかったりしないので、結果的にダークニンジャやシャドウドラゴンといった立場のキャラの回数が増えたと思われる。その意味ではドラゴンベインとスワッシュバックラーのハタモト二人がノーカウントなのは意外であった。
最後に、数え上げに使用したスプレッドシートのリンクを貼っておくので、具体的にどのエピソードでニンジャスレイヤーからの撤退(あるいは勝利)が見られるのかの参考にしてほしい。


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