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日帰り旅行の楽しみ 其の一

若い時は旅行が嫌いだった。
出かけるのが嫌というよりも、帰ってきた後の荷解きが面倒だった。出かけるのはむしろ好きな方。

大概、父が車を運転して関東近県へ一泊か2泊程度の旅行が多かったと思う。

父が予約するのは、温泉のある旅館が多かった。温泉も硫黄の匂いが嫌いで、部屋風呂があれば入り直したりもしてた。
もともと風呂嫌いなのに、大浴場で他人と入るのは恥ずかしくて嫌だった。

大人になり仕事をするようになると、自然と参加しなくなった。最後に行ったのは、県内で私の会社のお客さんで有名ホテルだったかな。家族は父の車で、私は自分の車で行き一泊した後家族は更に旅行の続きを
私はそのまま会社へ出勤した。

そのうち妹も行かなくなり、両親は叔母を誘い3人で、旅行へ行くようになった。

その頃には私と妹は大好きなバンドのライブに泊まりで行くようになる。
東京目黒にある鹿鳴館。人気のライブハウスだった。
土曜日にライブ用の黒服を着て、ライブハウス近くのビジネスホテルにチェックインして、6時頃からライブがスタートする。若くて体力もあるからとっても楽しかった。
爆音で死んだ耳でホテルに戻り、買っておいた夜食を食べて寝る。

次の日は、原宿へ行きライブ用の服を買ったり雑貨屋を覗き、お気に入りのサンドイッチカフェで食事をして帰るが定番コース。

数年続いたが、バンドの活動休止とともに、これは終了した。ほかにも好きなバンドはあったけど、地元に来たら見に行くスタイルになってきた。

そして暫く旅行なんて忘れてた。
そんな時に刀剣乱舞というゲームを始めた。先に妹がやっていたが、ある日ふとスマホにアプリを入れてみた。
正確に言えば、アニメの活劇刀剣乱舞の蜻蛉切に一目惚れしたからだ。
ゲームはあまり得意ではない。ツムツムみたいな単純なのはやっていたが、RPGは壊滅的に下手くそ。
とうらぶも戦うなら無理と思ってたけど、どうしても蜻蛉切が欲しい、慣れてきたら存外簡単だった。

ちなみに初期刀だが、消去法で決めた。
蜂須賀は無理、陸奥守も違うな、歌仙…ピンとこない。で山姥切国広と加州清光が残った。山姥切は顔はきれいだが、なんで布被ってんの?対して、加州は顔好みだし、黒のロングコートにヒールブーツがカッコいい✨この子にしよ❤と決めた。
ちなみに妹はラストが反対でまんばちゃんが初期刀。

旅行の話になぜ刀剣乱舞を出したかというと、コロナ禍の最中に足利市で山姥切国広の展示があると知り、応募したからなのだ。コロナのせいで人数制限されて抽選制だったので、妹にも応募してもらったら、運良く妹が当てた!

かくして、ここから私の日帰り旅行が再び始まることとなる。

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