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遊撃.16 マイナンバーカードは危ないのか(ライト版)

2023/06/23
2023/06/26 . いい加減な記事を追加

やふ、椛です。

起きちゃったものだからついでに書いとこうと思って。

最近はマイナンバーカードに関する問題が多く報道されてますよね〜。基本メディアは不祥事を晒すものになってしまったと思っていますので、ダメなとこしか目が行かないのもあるんですよね。

とくに作ってない人なんかは恐怖でしかないと思うんですわ。他人のが紐づいてるだの、情報が見られるだの。

ちょい、悪いところに注目しすぎて盲目になっているところもあるので照らし合わせてみたいと思いますね。

嫌わないであげて!

●券面

表面だけですけど

良く聞くのは「個人情報が載りすぎ」「顔写真はいらない」というのを耳にします。

表面、見た感じだけですと「その人の事」がわかる内容は免許証の方が多いですし、どちらも身分証明に使用できますが免許番号控えられたりしますよね。免許証の身分証明はちょー強いわけですが、マイナンバーカードも同じくらいの証明はできます。

「顔写真」取っちゃったら身分証明することの出来る書類などが2種類以上必要になることが一般的です。

名前はマイナンバーカードには「本名」「通名」が記載されます。特に困ることもないと思うのですけども…

また、どちらにもICチップは入っています。内容もほとんど同じで券面に書いてあることくらいの情報が書き込まれています。免許番号が個人番号になったくらいで番号だけ知っていても何もできません。

●情報の取得など

▶︎免許証

警察官はめっちゃ照会できそうですよね。免許証ですから照会されたら一発です。でもその照会の手順も一人ですることはできません。自転車などで職質受けたことがある方ならわかると思います。

個人が使うとしたら、郵便の受け取りや契約時の証明として幅広く使えます。でも、他人の手に渡っても簡単には悪用はできないでしょうし、再発行できますし、拾ったり無くしたら届け出ましょ。

▶︎マイナンバーカード

使ってみてる感じ、ICチップを使ってどうこうしてる部分は見かけたことはありません。情報の取得はマイナポータル経由で可能です。これがまたすごくめんどくさいです。

コンビニでも証書が発行できるようになりましたけど、第三者が何に使うかわかりませんし使い道があったとしても委任状が必要になります。今までと同じですね。

個人証明の部分では免許証と同じで、無くしたら再発行もできます。

●情報の照会

なんかマイナンバーカードに紐づけたものの情報が全て入っていて見られると思っている人が多いことには驚きました。んなわけねーでぃす。

それに一般人の情報を見たところで何の得もありません…

情報の照会はマイナポータルを介して行う必要があるので、ただでさえ面倒なことを他人のを見るためだけにさらに面倒なことをするだけの価値はありませんし、暗証番号しらないと意味もないですからね。

政府に知られる?

この手の話は良く聞きますが、マイナンバーカードができる前から知られてますよ。でなきゃ行政から色んなもの送られてきませんし、税務署においてはお強いです。マイナンバーカードは関係なく規約に則って情報は照会されています。

銀行なんかは積極的に開示することはまずありません。親族の口座を開示するのも通常はできないくらいに。

むしろ、マイナンバーカードがあることで自分が照会することが簡単になったメリットができたと言ってもいいくらいです。

忘れてるかもしれないですけど、年末調整や確定申告で自ら申告してるじゃないですか(汗

●照会の流れ

では、実際にどのように照会されるのか、作ってない人は当然知らないですよね。ということで簡単に解説。画像をマイナポータルアプリから引用します。

▶︎ログイン

マイナポータルにログインするにはマイナンバーカードが必要です。めんどくさいです。この仕様は改善されるようですが…

「パスワードも必要」

▶︎情報取得の流れ

情報の取得の流れは次のようになっています。

照会するには、色んな項目がありますのでそこから見たい情報を選択し請求します。

マイナポータルを介して紐付いている各機関へ申請をします。問題がなければマイナポータルに情報が届き、個人が閲覧できるようになるわけです。

なので、申請しない限りはマイナポータルには情報はありませんし閲覧期限も決まっているのでいつまでも見れる状態にはなりません。また、必要ないと思ったら即削除もできますので安心です。

各機関への申請のため情報が届くまで時間がかかる場合もあります。

使ってみると分かりますが、マジ便利ですよ。

試しに税所得関連の情報を取得できるだけしてみました。

「大きくて分かりやすい」

こんな感じで届くのですが、税・所得は5年分までしか保管されてないみたいですね。それ以前は該当なしになってました。残念。

データはPDFでダウンロードすることもできますので確認したらすぐ消しちゃえば安全です。

▶︎保険証はどうなってる?

ここが一番気になるところなのではないでしょうか。ぶっちゃけ見れます。

「保険証に書いてある内容ですね」

「やっぱりヤバいじゃないか」って思われるかもしれないですが、保険証を落としてもこれくらいは見られてしまいます。

あと、見ることが出来るだけで使用することは出来ません。使用するためには登録が必要になります。

「これを知らずに使えないじゃないかという人も」

ですので、そのままマイナンバーカードが保険証になるわけではありません。なってると思って使おうとしても登録していなければ使えないので注意が必要です。

この辺りを心配されていたり使えなかったりした人は多いのではないでしょうか。保険証として使うには登録必須になります。

▶︎あとはどんなことが?

少し便利になったり、手間が減ったりするくらいでしょうか。

●誤入力などの不祥事について

話題になってますよね。作りたくないって思う人も増えたと思います。作りたくなければ作らなくても問題ないと思います(しばらくは)。義務化される頃には安定しているかと思われます。

▶︎今回の問題について

今回、誤入力とか別の人の情報が登録されているとか問題が目立っています。

ただ、システム上に問題はありませんしマニュアル化されているので手順に従えば問題は起こりません。

起きた問題についてはオペレーションの問題になるためヒューマンエラーというのが正しいかと思います。

会見での説明にあった照会のタイミングの問題ですが、さすがに排他制御はしていると思いたいですしテストも行なっているはずです(わざとぶつけたり)。この辺りを考慮せずに開発を進めていたとすれば使えない会社と言ってもいいくらい基本的なことです。

▶︎今後の対策をするなら?

システムの改修を行いヒューマンエラーが出ないようにすることは確実にやらないといけないでしょう。ログアウトをオペレーターに任せてる時点で問題の発生する確率は上がります。すべての処理が完了したら自動的にログアウトまで行い、再ログインしないといけない状態にするのはシステム側です。

今後、マイナンバーカードで処理を行う場合は挿入とパスワードでログイン、処理の完了(カード排出など)でログアウトといったような機能は必須だと思います。

コンビニのATMがいい例です。間違えたら初め(ログイン)からやり直し。当たり前のようにセキュリティは担保されます。

排他制御は… やってますよね?(汗
というか、採用しているデータベースのシステムがキチンとやってるはずではないかと…

▶︎銀行口座との紐付け問題

これは… 国民一人ひとりのカードなのですから当然自身の口座を指定するのが当たり前だと思っていただけに頭が痛いです。

なぜ、子どものカードに親の口座を指定したり、家族で一つの口座を指定したりするのか。説明不十分なところもあるかとは思いますが、自分名義は当然です。

これによって不正受給などの行為ができなくなるわけですから。

▶︎フリガナがない問題

ある報道でフリガナがないと紐付けしても参照できないというITに詳しいジャーナリストの発言を耳にしました。

いやいや、この紐付けがおかしいだろうよ。1-1で紐付いているのにどんな照合をしようとしているのか。

間違ったことを真剣に報道して煽るのやめて欲しい…

▶︎こちらの記事もいい加減さがすごい

書いている内容や対策もそうだけど、「おそらく」とか「推論」とかで書いちゃダメな内容のことでしょうに。そして「ヒューマンエラーではない」なんてどこを見たらそうなるのか。ライターの質を疑うレベル。これを信じちゃう人もいることだろうなぁ。

●まとめ(になればいいな)

実際にマイナンバーカード、マイナポータル、コンビニや銀行で使用した者としての意見・考察であるため、正しいか間違っているかは分かりません。

現状は特に作らなくても問題になることはありませんし、各施設も準備段階のところも多いので楽だと思います。

銀行口座や証券口座などを開設するときには必要なことが多いようです。格安SIMの契約する際にも使用できます。

まー、批判してまで断固反対するものでもないというのが本音ですが災害時においても対応できるようにはしてもらわないとかなーとは思います。物資の配給とか安否の確認とかに役立って欲しいです。

🐾

悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず