生。

2020.11.07

沈んだ状態はまだ続いていますが、前を向かないことにはどうにもならないので「生」について思うところもこの状態で書き殴ってみたいと思います。

これで何か変わればはいいな。

生と死は必ずある。生は難しい。死は簡単?。逆だ。生は簡単。死は難しい。

死は自然と訪れるものではない、自分で決めるものだ。自殺なんかはそうだろう。あれほど難しいものはないと思う。

病院で全うする方。これも自分で決めている。悲しいが受け入れざるを得ない状況や諦め、満足。要因はたくさんある。

死は選べる。こんな楽なことはない。

生は選べるが簡単ではない。考えて考えて壁にぶつかりながら乗り越えていくしかない。

中には壁も何もない人もいるけど、そのような人たちは生きているとは言い難い。生きているが生を感じない。考えることもないだろうな。

それでも死は平等なのに、生は不公平だと思う。必ず何かしらの違いがある。違いが大きければ大きいほど群衆によって弾かれてしまう。世の中なんてそんなものだ。同調・同化できるものには甘く、できないものはとことん叩く。そうやって人は生きてきてる

ネアンデルタール人もサピエンスに酷い仕打ちを受けた種だ。結果的には混血にある状態だがそのおかげで生が豊かになっているんじゃないかとすら思える。マヤだってスペイン人さえ来なければ現存していたかもしれない。

サピエンスは害だろう。生に固執しすぎている。昔から遡れば明らかだろう。

生はなんのためにあってなにをするためにあるものなのか。考える余地もなく、生きるためでしかない。

その中に小さな満足、幸せ、不幸、恋、怒り、悲しみなどの要素があるだけにすぎない。生は不幸だ。誰かに頼らないと成り立たない。そのことを感じている人はどのくらいいるのだろう。

生きよう。そう思った時は希望に満ち溢れている。生きることが最大の目標になっているのだから。

でも、そのうち飽きる。生は人を自分勝手にする。生は死を招いたり受け入れようとしたりする。勝手なことを。

生きたいのに。

生は邪魔ばかりしてくる。生きたいのに。なんで放っておいてくれないの。放っておいてくれれば楽に生きられるじゃないか。

生かそうとするから苦しい。生は活力がないと飲み込まれてしまう。今のこの暗闇の中の生はただの傍観者に過ぎない。何もしてくれない。生があるから死がある?死があるから生がある?

死にたいという気持ち。生は邪魔をする。理解してくれない。生は生きなければ価値がない。そんな価値なんて必要か?

生を持ち続けて過ごす日々は疲れる。自分で自分を追い込んでおいて自分で自分を悩む。勝手なことをしてくれる。

自己肯定感や自己否定感は生が作り出した幻想でしかない。本当の生はどこにあるんだろう。今持っているあの生はなんだろう。

生は感じることができるのか?生まれた瞬間だけではないのか?

生を感じるってなんだろう。

生きているって素晴らしい。そんな言葉は本当に出せるのものなのか。

今、暗い暗い何もないところから生を考えている。考えれば考えるほど不思議なもので、生と死は同じものに見えてしまう。

どちらも自由だし、束縛もされる。意思なんて関係ない。自分の意思でできることは自殺だけじゃないのか?

自分勝手に生きるのが正しいのか。レールの上を走るだけが良いのか。

生という漢字は草が生え出る形を表した象形文字らしい。わからくもない。

草のように生きていくんだ。そうでないと生の意味がなくなってしまうのではないかと思ってしまう。

生に自由にやらせるより、自分で生を形作った方がまだ死に対して生に任せっきりで良いのかとも思えば、その方が充実した生き方ができるかもしれない。

これを書いている途中でパートナーと口喧嘩になった。問題は情報を提供するかしないか。僕はその提供先から同じように情報を得ているので提供しても良いと思っている。パートナーは違った。特定されるのが嫌だから出したくないという。言っていることはわかるけども、実際に提供しあってこの世界、今の自分が成り立っているのではないか。

今を生きていくためにはそういうことも考えなくてはいけないと感じた。古代とは違う。

生は「生きなさい」というが、完全に放置だ。知恵だけ与えておいてそれはないじゃないか。死は「死になさい」とは言わない。それどころか「死んでいいのか?」と言ってくる。

生は素晴らしいものなのかわからない。しかし、与えられた以上は全うしなければ踊らされてるだけになってしまう。そんなのは嫌だ。知恵がある以上は自分で見出したやりがいのあるものを最後の最後の時までやり続けたい。それが生への唯一できる抵抗だと信じてる。

だから生きるしか道はない。死を選ぶなら生を選ぶ。それが自分の価値となり礎となる。それでいい。

死にたいと思った時は生を恨めばいい。生を憎んで見返してやればいい。死は暖かく受け入れてくれる。まだ、甘える時じゃない。

気持ちが沈んでいると、死が隣にいる。なにも言わない。見てるだけ。生は上から見ているんだろうな。この暗い暗い底を。

悔しいが、どうやって這い上がればいいかわからない。

死のために生きる。生きなくてはいけない。

自分が納得できるまで生きたい。這い上がることさえできれば。余計なものを残したものだ。

これも生なんだろうな。

生きる。進む。


悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず