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C++をCppcheckで静的解析してみよう

C/C++で開発されたことのある方はご存知かとは思いますが、Cppcheckとはコンパイル前に静的解析が行えるツールでエラーや危ないところをチェックしてくれるお役立ちツールです。


1. ダウンロード

サイトから Windows 64-bit 版をダウンロードしてください。

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2. インストール

それでは、ダウンロードしたファイルを実行してインストールしましょう。

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Next !!

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ついでなので Pythonのアドオンもインストールしましょう。そのうち役に立つと思います。 で、

Next !!

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🛡Installボタンを押してしばしお待ちください。

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3. 解析する

Cppcheckを起動すると次のウィンドウが開きます。
日本語 Windowsの場合は自動的に日本語で表示されます。

プロジェクトファイルを作成していろんなことができるのですが、解析だけできればいいので簡単に済ませたいと思います。

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メニューバーの チェック から ディレクトリ選択 を選択してください。

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例によってサクラエディタの sakura_core ディレクトリを選択しました。選択すると解析が始まります。ものによっては時間がかかるので辛抱強くお待ちください。

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解析が終わるとファイルがリストアップされます。

適当なファイルを展開してみると警告スタイルについての要約が表示されます。該当ファイルの個所までわかるのがいいですね。

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情報量が多い場合は必要な情報のみ表示させることもできます。

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以上が基本的な使い方です。

ここからちまちま修正していきます。

警告などは出なくなればいいというものではなくちゃんと理解したうえでの修正をするようにしましょう。テストにでます。


4. 設定できること

使用している環境に合わせた設定も可能です。
以下はメニューバーのチェックから変更可能です。

C標準(規格)

C89
C99
C11

C++標準(規格)

C++03
C++11
C++14
C++17
C++20

言語検出

自動
C++強制
C強制

プラットフォーム

ネイティブ
Unix 32-bit
Unix 64-bit
Windows 32-bit ANSIエンコード
Windows 32-bit Unicode
Windows 64-bit

ほか。

メニューバーの 編集-設定 からもいろいろ条件を付けることができるので試してみてください。

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それでは良き修正ライフを~(=w=


悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず